ぼんやりした妄想を、具体的な概念に仕立て上げるチカラが「想像力」だ。

ただ混沌と想い浮かべているだけでは、現象にも像にならない。
ただひたすら現象や像を作るだけでは、無味乾燥で面白くない。

この二つを行き来して、自分と他者に明確に伝えてこその想像ということである。


これは生物の中で今のところ人間のみが行使できる特権だ。科学も文芸も言語も、想像力を現実化する媒体として古代から発展してきたと言える。


実のところ、何かを計画に落とし込んで実現させるなら、想像力に任せつつ知識を蓄積することが、一番楽しくて手っ取り早い方法だ。

脳内にある「こうだったらいいよね」という要素を、毎日少しずつ客観的に楽しく言語化する。かつ、何が足りないかを見極めて知識を溜め、「こうだったらいいよね」の言語化の精度を磨き上げるのである。

その際、基礎知識として、小学校・中学校・高校・大学・大学以降の全分野(=裏取りできる知識)を素直に活用するだけで良い。客観的な知恵として(教養として!)即時活用できる知識は、全てここにある。

その際、資格としての学歴ではなく、適切な知識に支えられた知的好奇心と行動力が重要であることは、もはや語るまでもない。


教養がもてはやされるのは、妄想や思いつきを現実に迎え入れる知恵にほかならないからなんだよね。