「音楽家とアスリート」への本音

daily0 本音たち。
収入の差やトレーニングの有無はあれど、音楽家もアスリートも、本質はブルーカラーと同じだ。

音楽家は、楽器やオーケストラやコンサートホールのほか、演奏を実践できる身体なしにはなすすべがない。

アスリートは、スポーツ用具やチームやスタジアムのほか、技能を実践できる肉体なしには活躍すらままならない。

イップスでブレスがまともに取れなくなり、引退を余儀なくされた管楽器奏者がいる。また不慮の事故やケガで、引退する以外になくなったアスリートは少なくない。

いずれの状況も、猛トレーニングで積み重ねた資質と共に、その人は死んだも同然に追い込まれる。それどころか、もっぱら一般的でない身体の使い方のみで収入を得ていたため、一気に収入源を失ってしまう。

才を生かしてダントツに活躍することは喜ばしいけれど、地理で学んだように「モノカルチャー経済の維持は貧困の維持」という知見が、才ある人に当てはまってしまうのである。

本質的には、社会的弱者と変わらないとさえ言えてしまうんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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