「食わず嫌い」による否定や肯定はもったいない。
もったいないどころか、逸失利益にもつながりかねない。

一度でいいから体験し、その上で「こりゃダメだ」と思ったら撤退・回避していい。
新しい光の当て方が見いだせたなら、堂々と挑戦・関与・傾倒すればいい。


そのためにはまず、「食わず嫌い」の対象をわざと回避せず、「ありえない!」という言葉を自分でつい言い放ってしまうような動作に、こっそり取り組んでみるのだ。


どんな些細なことでも、あるいは99%の人が成功する他愛もないことでも、意図的に堂々と失敗すればいい。
非常に苦々しく嫌悪感を抱く人や物事について、良いところや可哀想だと感じるところを見出してみるといい。
普段全然やったことのない動作を試したり、書店や図書館で全然興味のないジャンルの本に触れてみてもいい。

今までにない別ルートを意図的に(かつ無理なく)設定するのである。



このとき、時間を自分でコントロールできる範囲に限定することを忘れないようにしよう。
この枠内に限定すれば、わざと失敗したり「こりゃダメだ」と思って撤退する余裕もでき、食わず嫌いで疲弊してしまうリスクを減らせる。



「食わず嫌い」を感じた物事に、「ここは良い」「これは参考になる」という部分が見つかってくれば、上出来だ。

良い部分だけを掬いとって、楽しく活用すればいいだけなのだから。

短期的にも、中長期的にも、良い部分を掬い取るという発想がジワジワと生きてくる。



嫌悪感や苦手意識は、無理に克服するのではなく、別ルートを見出して瞬間的に付き合うだけでいい。

その動作を薄く塗り重ねることで、自分の視点を意図的に(かつ思いがけない形で)広々と深めることができるんだよね。