「うるささと静けさ」の扱い方

daily0 本音たち。
満員電車は爽快だ。
空いた車内の車窓から、隣の混雑を眺める行為は、

数百円だか数千円程度で買えてしまうヘゲモニーだ。
普段出歩かないうるさい混雑に偶然入り込むと、

こっそりと「うるさい平等」を感じてしまう。

うるささを避けることで、その場に即興で自分の部屋を持てる。

ほどよく静かな空間内で、本に書かれた内容で頭をうるさくできても、

音もなくうるささと混雑がしつこく犇めいた空間では、いくらひきこもっても頭の静けさは保てない。

うるさい常識や文化から、知らず知らずに静けさを押し付けられるよりも、

静かな文脈からうるささを拾い集めるほうが、自由でいられるんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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