「批判への不快感」の本音

daily0 本音たち。

「科学者が言っているから科学的に正しい。それ以外は不快」

「政権批判ばかりで足を引っ張ろうとしていて不快」

批判に対する不快は、知識が足りない人の脊髄反射だ。
光の当て方が一面的な人が陥りがちな発言である。
こういった層は、知識も想像力も足りていない上に、その事実に気づけていないことが多い。
真っ先に自分にダメージが来るかもしれないということを、一切想像できていないのである。
仮に大学で学びながらもこの程度の発想しかできないとしたら、
その人の知的水準を大学のレベルや年齢といった変数で推定してみよう。
ただ知的にヘナチョコなマス層やB層なのか、お年を召されて自分で考えられなくなったのか、
はたまたサラリーマンのように群れているインフルエンサー同士なのかはさておき、
「自由がどこから来てどこへ向かうのか」を考えられなければ、あっという間に自由は奪われてしまう。

中身を読んで検証せずに批判に批判を返す自由は、知的な営みとは言えない。
現象の中身を検証せず、それどころか中身を検証する知識もろくにない分際で、
簡単な言葉や発想で終わらせてしまうリスクはここにある。

ふた昔前くらいになぞらえてしまうと、いかがわしいタブロイド紙や写真週刊誌を信じてしまう層と変わりないんだよね。
遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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