「世代交代」の扱い方

daily0 本音たち。

シンプルに言えば、古臭い層が失脚か逝去するだけで、世代交代は済む。

秀逸なトラックレコードを残した層は、
少なくとも30〜40歳くらいの層を助けるべく、
表立つことを好まないグル(導師)としての役割に専念する。
あるいは、ついつい新しい物事を作り続けてしまう。

つまるところ、世代交代を助けて育てる側に回るか、
年齢程度に左右されず新しいものを作ってしまうのである。

そうではない老害は、古臭いひとつのことにしがみついてばかりいる。
これは日本語圏に限ったことではなく、むしろ北米のほうが強烈かもしれない。

技術職や研究職はさておき、北米の事業会社の勤め人経験者で、
「○○業界に20〜25年いました!」ということを売りにする場合は、
「新しいことに挑戦していません」という意味だと思っていい。

日本にすら進出していない土着産業しか経験していない場合は、
目も当てられないほど散々な状態である確率が一層高くなる。

いっぽう、投資銀行や戦略コンサルティング、IT、ファーマなど、
「競争が激しく流動性が高いため、常にポジションを追われてしまうリスクがある業界」
という日本でも人気のある分野は、実のところこれに当てはまらない。

そうでない分野にいる人は、国籍を問わずレベルの低さが見えてしまう。

人であれ知性であれ技術であれ、新陳代謝が活発な分野は、
古臭い層が常に退出していてレベルが高いからこそ、
実績も報酬もダントツで人気を集めるんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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