良い失敗とは何か。

daily2 素朴な疑問。

良い失敗とは、
「失敗から学び直しが効く失敗」のことである。

どんなに初歩的で無様で恥ずかしい失敗だろうと、
どう少なく見積もっても専門分野の失敗は、
すべて学ぶための良い失敗に当てはまると言っていい。

物事に真面目に取り組んでいるからこそ、
知らず知らずのうちに力みが溜まってしまい、
ありえないレベルの大失敗をすることがある。

これは要は、
「死ぬほど恥ずかしい思いをしたのち、
徹底的に休んで、超上から目線で、
自分で自分を眺め直してみなさい。」
という、天の声だと考えればいい。

スマートに表すとすれば、
「あなたは既に相当なプロなんだから、
プロとしてメタ的な思考をする資格があるんだよ。」
というメッセージだと言い換えて大丈夫ということだ。

一定レベル以上の人が壁にぶつかるのは、
自分自身の能力を桁上げするに際し、
それが次に進む上で必須の修行イベントなのである

どんなに恥ずかしく情けない思いをしたとしても、
そのためにどれほど鬱々としようとも、
歯を食いしばって堂々とし、ニッコリ笑って、
淡々と成すべきことをしていればいい。

本当にプロだと客観的に言い切れるなら、
単にそのように心がけているだけで、
「こいつはプロだな」と他者に抱かせる演出や、
「自分はプロだ」という心理的な所属を、確保できる。

実績はあるのに、どうも限界が来ていると感じるなら、
このように考えをアップデートしてみよう。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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