「資本主義が嫌だ」の本音

daily0 本音たち。

「働くのが嫌だ」から「資本主義が嫌だ」とついついシフトしてしまう現象には、実は誤解が隠されている。

正確には、
「組織とその周辺の習慣が非合理的でおもしろくないから、その非合理の奴隷と化した資本主義が嫌だ」
端的に言えば、
「サラリーマンの群れ方が卑屈で薄気味悪くて嫌だ」
というだけなんだよね。

本当に資本主義が機能しているなら、好きなことを身につけて競争市場に飛び出せばいい。
嫌なことがあれば、さっさと次の所属先に移ればいい。嫌なものをイヤイヤ売ることほどつらいことはないから。

もし「自分のやっていることだと、市場が見出しづらい」と思うなら、
・まず、ついのめり込んでしまうことに着目する。
・そこから遠近のある分野の情報集めを徹底して、自分と外の世界を相互に照らしてみる。
・その流れで、ピンと来た「欲しいもの」をかき集めて、自分にフィットするか試してみる。
・フィットした「欲しいもの」について、ネットと実生活をフルに動き回り、信頼できる人とコミュニケーションを取って知識回収する。
・個人的であれ組織的であれ、ピンと来たものを成果物としてたくさん世に出す。これをサイクル化する。
・違和感があれば、このサイクルを別な視点で最初から改めて行う。
これを経るだけだ。

ピンと来たものを他の人とシェアできれば、それが市場の入り口である。
ピンと来たものを面白い組織とシェアできれば、それはキャリアビルディングである。

自分が本当にハマれるものを見つけ出せる糸口がある限り、資本主義は実は面白いんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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