経営 その106 〜 進歩。

「あの時、ああすればよかった!」
その感覚を誤魔化さず、速攻で次の仕事で発散する。
進歩は、その思考と試行の繰り返しのサイクルだ。

現実解。
間違いを認識したら、その分だけ次の仕事で上位互換を作ればいい。
違和感を覚えたら、その分だけ次に向けて新たな知見を出せばいい。
そんな連想だけで、アイディアも話題も尽きない。

..遠藤武

経営 その105 〜 マウンティング。

マウンティングとは、無理して外面を目立たせようとすること。
目に見えて目立とうとする作為は、自覚のないごまかしだ。
そうではなく「自然とにじみ出る強み」に価値がある。

この意味。
マウンティングや負けず嫌いの原因は、単なる経験や知見の不足だ。
年齢や役職や待遇の差でマウンティングしてくるような視点や仕組みは、
知性も自由もなく、自分の立ち位置の進歩を上っ面で終わらせているだけ。

退屈な組織や、組織づくりの失敗の本質は、マウンティングなんだよね。

..遠藤武

経営 その104 〜 分析。

分析力だけだと、現状からのジャンプが出来ない。
前提を想像して、分析して事実を調べて、その差を埋めるべく分析して仮説を立てて、
そこから行動して、また前提を想像して、分析して……。

この意味。
分析とは、確実に着地できるジャンプ台を作る手段だ。
分析が得意なら、次は想像とストーリーテリングを心がけ、
分析だけでは辿りつけない領域にジャンプしていけばいい。

..遠藤武

経営 その103 〜 外から眺める。

売上と利益とキャッシュフローばっかりに集中すると、
かえって胡散臭くて退屈な人になってしまうんだよね。
好きなことを好きな人と実行してお金を気にすることが、大前提。

この意味。
単にお金の流れだけばっかりを気にして止まない状態は、
お金が足りないか、お金以外のことを犠牲にしているかというだけ。

まずは関わる人を変えていく(関わるのをやめる、関わる人の変化を促す)か、
その前段階として、関わり方を少しずつ変えていく。

細分化していけば、まず自分の変わり方が見えてくる。
こうやって外から眺めるくらいの余裕が大切なんだよね。

..遠藤武

経営 その102 〜 老舗。

ただ単に続けるだけでは、続ける前に飽きてしまう。
まずは、やることとやらないことを学んで見極める。
継続できる老舗は、そうやって価値を作り続けているんだよね。

この意味。
科学やテクノロジーでも、芸術でも、文芸でも、長く続いている物事は同じ。
眼の前に感動があったり、喜んでもらうような、プラスの意味でのハマり込みが必須。
ただ単にお金のためだけじゃあ、簡単に見透かされてしまうし、そもそも続かない。

..遠藤武

経営 その101 〜 テックスタートアップ。

SaaS、フィンテック、ECサイト、SNS、マッチング、シェアリング、AI、業務システム、データ分析……。
おおよそ言えば、これらのパターンのどれかに当てはまる状況が見えて来た。
この分類の外にあるのは、データ化しづらく属人化した古臭い分野だ。

枯れた技術の水平思考という言葉に、今こそ改めて着目してもいい。
そもそもゲーム会社自体がテックスタートアップだけども。

テクノロジーに気を取られるのではなく、お客さんの成功体験が何なのかを、
徹底して考えに考え抜く方が先なんだよね。

..遠藤武

経営 その100 〜 前提条件。

全ての物事について、前提条件を決めつけることをやめてみよう。
「不利なオセロは、盤面を広げ、1ターンで複数回コマを並べ、出来るだけ多くを裏返す」だけでいい。
実際のオセロでこれをやる必要は全くないけれど、現実ではこの仕組みを回すことが全て。

この意味。
この仕組みを楽しく作るために、知恵と行動力を強化して、
懐疑しながら成長していくんだよね。

他人に「非常識!」と一回言われてしまう前に、
常識や前例に照らしながら、自分で自分を「狂ってる!」と、
複数回ニヤリと思い返すくらいでちょうどいい。

..遠藤武

経営 その99 〜 ネットとメディア。

「マスコミは終わった、これからはネットメディアの時代だ。」
そう言われて10年以上経つけど、組織でやっていたことが、
圧倒的に強い個人で代替できるようになっただけだ。

一つ目。
ふた昔前の「素人さん」「文化人」のような枠で、
自分で自分をデカデカと売り込むことが非常に簡単になった。

要は、テレビでやっていたことがネットに移行しただけ。

二つ目。
これと並行して、電子書籍や専門書や論文を手元のスマホで、
瞬時に取り出すことが出来るようになった。

図書館や書店で出来たことがネットに移行したけれど、
読みこなして活用するには、ある程度の訓練や経験が必要だ。

一つ目は、品質が高くない割に、人気を集めて売れている人が目立つ。
二つ目は、品質の高さと同時に、活用の参入障壁が残る。

どちらもネットを使ったメディアの特性だけれども、
この壁はネットの外にある昔ながらの壁のため、超えられる人は多くない。

こういうマダラ模様の状況にこそ、価値を創るヒントが隠されているんだよね。

..遠藤武

経営 その98 〜 敢えて言わない。

誠実かつ素直であることは重要だ。
それは「ただ単に事実や見解を脊髄反射のように垂れ流す」ことを意味しない。
ひとまず敢えて言わないでいるのも、また誠実で素直な方法だ。

この意味。
世の中には、一意に定まらない物事や、
タイミング次第で感覚が異なる物事が無数にある。

シンプルに表現することとは、一つの意味に持ち込むことではなく、
相手がシンプルに腹落ちできる文脈を組むことだ。

ふと冗長に思えたとしても、外せないエピソードがあるなら、
少し長かろうと、敢えて何も言わずに聞くほうが、
率直に状況を理解できることがあるんだよね。

敢えて何も言わずに放置プレイすることも、これと同じ。

..遠藤武

経営 その97 〜 矛盾。

矛盾している物事を見ると、つい「おかしい」と反論したり、
自分の矛盾を、言い訳の材料にしてしまう人は少なくない。
矛盾を額面通り捉えるより、自分だけの最適解を探る材料にすればいい。

この意味。
矛盾は、自分だけの解答を作るための最大の材料だ。
「おかしい」と考えてしまうのは退屈だし、
そもそも言い訳に使うのはもったいない。

嫌なことを無理やり続ける必要など一切ないけれど、
あえてどこかで一度だけ経験や考慮をしておく。
食わず嫌いやおっかなびっくりより、勇気が出せる。

継続することと、ピボット(転換)することは、
相反するようで、実は相補的な意思決定に過ぎない。
選択肢を自分で狭める必要も、広げすぎる必要もない。

論理で材料を集めて、論理で仕組みをざっくり作って、
その先にある評価や意思決定は感情で下せばいい。
そのほうが、感情にも論理にも納得しやすくなる。

意味や価値のある物事ばかりに囚われると、
不条理で無意味な場面で、面食らって余裕がなくなる。

一つ一つ考える余裕が、ほどよくあるうちはいいが、
時間と知識ばかり積み重ねると、かえって退屈になる。

矛盾に会えたら、飛んではねて実験してみて、
結果的に最適解を書き出していけばいいんだよね。

..遠藤武