「初任給と残業」を掘り下げることの本音

・初任給19万円/月
(大卒と大学院卒向け。別途賞与・残業手当あり。残業なし。残業がかさんだ場合は積み立てて有給休暇にできる)

・初任給35万円/月
(大卒と大学院卒向け。別途賞与・残業手当あり。毎日激務。福利厚生と従業員教育が凄く良い)

これらは、いずれも一定の技能が求められる分野の事例だ(どの分野か想像がつきそうなものだが、ここでは敢えて書かない)。センセーショナルな風合いで、初任給の多さや、残業の少なさが報じられることが少なくない分野でもある。

一般に「学んだ人にとって良いケース」とは、残業が少なく、初任給が多く、扱う知識は大学に持ち込める最先端のテクノロジーであることだ。

従って、単に残業が多いか少ないかではなく、
・前者と後者にどういう層が集まるか?
・経営陣の教育水準はどう違うか?
・その場で得た知見を大学に持ち帰って研究できるか?
(あるいは、その場が研究開発の場であるか?)
・5年後10年後にはどういう環境になっているか?
という点から、キャリアの先を発想できると良い。

これは、現状の居場所が「自分のパフォーマンスを短期的・長期的にどう高めるか?」という視点を持つために必須である。

特定の年齢層での常識や、特定の産業の住人(経営層と従業員)の常識に従わされることは、長期的に見れば仕事ではなく作業である。

エビデンスのある独自の視点を持って活躍することと、その環境を自分に有利な形で維持できることこそが、重要なのである。

いずれの分野も組織も産業も、構造上の経年劣化や、自分へのフィット感について、定期的(月、四半期、年)に確認しておく必要がある。

パフォーマンスを高めるには、最初ばかり見ていてもどうしようもない。いつでも動けるようにしておくと良いんだよね。