ついつい「良い」「悪い」のように考えてしまう二者択一がある。

こんなときは「二者択一を複数回重ねる」こと想定するといい。

樹形図のように、さまざまな状況を分岐させてしまえばいいのだ。


つらい思いに悩まされ続けたり、有頂天になったあと真っ逆さまになるような場合は、二者択一の判断をたった一度だけ試して終わっているだけだ。

たった一度の二者択一は、体験や味見に過ぎない。その時点での行動も思考も、人生にとっては取るに足らないのだ。



ここで気をつけたいのは、「インパクトの大きい一瞬・一揃え・一部始終」に悩まされるケースだ。

事件や不慮の事故や病気、
失恋や仲違いや人間関係のこじれ
専門性が極めて高い仕事のストレス、
組織集団や文化の圧力……。

など、瞬間的か一定期間かを問わず、どうしようもない場面がある。



そんな状況を経てネガティブさが顔を出すと、「一回こっきりの二者択一」を延々とループして、より悩まされてしまう。


これは実は「複数回の二者択一による樹形図を描くにはどうすればいいか?」という発想の第一歩だ。

積み重ねや経験から、我々は分類と解釈を経て問題に対処するのである。

この自動発生するループの悩みは、正しく問題解決をしようとするエネルギーの流れである


このとき狙うポイントは、ループするエネルギーを「外に仕向けよう」という発想である。

「少しだけ今までの世界の外に出て、助けを求めたり、参考になる異文化に触れたりしよう」と、心と体が求めているのだ。



真剣に悩むときは、エネルギーの強さに圧倒されて、どうしても「外に仕向ける」というコントロールがしづらい。

そんなときは、自分で自分に圧倒されながらも、「コントロール可能なほんの小さな二者択一」を重ねる許可を自分に出すのだ。

帰り道を迂回したり、普段は絶対買わない雑誌を買ってみたり、興味深い人に語りかけてみたりと、色々な可能性が広がる。

何もないならそれでいい。思わぬ好転のきっかけやブレイクスルーが見つかったら、歓喜すればいい。失敗してもどうってことない物事で、堂々と失敗したっていい。

これと並行して、また別な「コントロール可能な二者択一」を次々に設定していけばいい。


樹形図を自分で描きながら、少しずつ複利計算のように変化を蓄積していけば、いつのまにか状況がガラリと好ましくなっているんだよね。