気楽でいるには、「自分の成長と無関係なことに当事者意識を持たない」ようにする。

daily13 事実の直視。

人の目や世間の話題を気にせず、気楽でいるコツがある。

「成長に資さないなら、当事者意識を持たない」だけでいい。

人の目や世間の話題など、自分の成長とは無関係であり変えられないのだから、

成長と関係ない、不快な他人由来の情報など、完全にポイ捨てしてカットすればいいのだ。

 

真面目すぎる人の場合「責任放棄だ!」と声を荒らげたくなるかもしれないが、一旦冷静になろう。

本当に気にするべき物事は、自分が前向きに成長し続けることだ。

自分が活躍できる土俵を築き、そこから目の前の他人が喜んでくれて、結果的に世の中を良くしていくことは、とても晴れやかである。

自分の成長と当事者意識が一致するのは、理屈を超えて楽しい。

 

責任とは、成長と当事者意識についてくる品質管理であって、誰かにおつかいのように負わされるものでは決してない(任期付きの公人に言われるお仕着せの自己責任論など論外)。

サラリーマンの場合、自分の仕事に自発的かつ期待水準以上の責任を人知れず持ち、そこから昇進や転職・独立していくなら、それは成長過程のひとつだ。

世の中が教育の仕組みを作ったり、所属先がビジネスモデルを用意してくれているのだから、それに乗っかればいい。

 

この成長過程に何も関わってこないくせに、さして面白くもない他人由来のSNSやニュースの動向は、全てノイズである。

ノイズに対し、当事者意識など全く不要であり、何もない空(くう)として扱えばいい。

 

現実解。

とても古典的だけど、自分の成長に資する基礎知識やアップデートの情報の回収に徹し、自分の仕事を成長させれば良い。

世の中は、そうやって動くと面白くなるように出来ている。

SNSやニュースなどの情報の9割は、広報要素が混ざっているステマと思っておけば事足りる。

 

追記。

もちろん、基礎的な素養に関わる情報を「不快」と思っちゃうとアウトだぞ。

具体的には、義務教育や高校レベルの知識や、大学以降で扱う分野で、その道のプロが著した本が該当する。

 

追記の追記。

以下はマニアックな目線。

何かのプロでがっしりした実績と知名度があり、学問の基礎分野を踏まえて多彩な言説を出せる人の書き物は、本物だからとことん読んで傾聴する価値がある。

逆に知名度があっても、巷で知られるわりに実績が薄く、門外漢の分野の不勉強や曲解どまりの付け焼き刃なヘナチョコ言説は、無視して大丈夫。

これは情報の出所(出版元やその人の職歴や実績)という格式を全方位で見る必要があるから、かなりマニアック。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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中央経済社『旬刊経理情報』誌にて見開き2ページ連載「データ分析の森」を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
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