得意技に価値が付くと、人間の存在自体に価値が付く。

daily13 事実の直視。

「あらゆる人が各人の得意技を発揮し、あらゆる形態で幸福に生きられると良い」

大枠でそう述べている文筆家や科学者が、既に10年ほど前に複数存在している。

この行き着く先として、「人間にしかできないこと」の価値が高くなるのだ。

 

仮に、人間を人間たらしめる知性や行動や好奇心や、

あるいは「作り手」という立場だけに可能な得意技が、

貨幣より強い立場になったとしよう。

このとき、経済そのものの価値(=お金だけ持っているVCや金融機関の価値や、経済を論じる経済学の価値)は、

他分野に値札をつけて論評するだけとバレてしまい「それって実は何も作れず価値が薄いのでは?」という疑いに至ってしまう。

 

プログラミングを扱うコンピュータサイエンスが台頭し、データ分析やAIが当たり前になったことで、

かえってモノを作ることが仕組み化しやすくなり、ドメイン知識にこそ価値があると着目されているのが実情だ。

ドメイン知識とは、マニアックな現場の知識であったり、職人技が該当する。

これをコンピュータサイエンスとハードウェアのチカラで強化していくとなれば、

「作り手」にはなれない経済の話はどうしても限界が残る。

例外は、DXやコンピュータサイエンスともともと密接に関わる、経営工学としての会計学の話題くらいだ。

現に、今をときめく経済学の泰斗が「影響力がウェブより弱いからアカデミアをやめる」と決断して話題になっているが、

これは「いくら研究費をもらってインパクトを出しても『作り手』として限界がある」という事実の現れに他ならない。

逆に言えば作り手側の場合、あっさりと先の道筋が見つかるケースが増えた。

 

現実解。

優秀なオペレーターにならずに、ちゃんと「作り手」になること。

常識的な直感の真逆をとること。

それだけで道が開けるケースは少なくない。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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