決断に迷って泥沼にハマるくらいなら、
似たものを真似してみるほうが楽だ。
難易度を自分から高めてしまう必要はない。
現実解。
「自分の悩みは、誰かが既に解決している」
悩みを抱いたら、そのように思い込んでみるといい。
自分の目先の物事ばかりに囚われすぎるより、
骨格を捉えて、その上で自分の状況に当てはめるのだ。
単に真似することから始めたのなら、
「ここはちょっとズレているな」
と気づくことがある。
このズレを自分で是正していきながら、
更に真似していけばいい。
一言で表すなら、抽象と具体だ。
「英語を学ぶには、早く間違えろ」と言われているが、
サクサク使って、早く間違えて、間違いに気づいて是正しろということである。
具体的に使って間違えて、抽象化して何が足りないか足りているかを照らし、
具体的に必要なことを捉え直して、また使って…。
抽象と具体を何度も繰り返していくサイクルは、学習の基本なんだよね。
誰かが自分の代わりに、既に問題を解決済みというのは、
単に具体的な事例として見れば距離があるけれど、
抽象化して距離を縮めて当てはめればいい。
足りている・足りていないの差があるなら、
他から事例を持ってくればいい。
英語の学習で言えば、ボキャブラリーが足りないのか、
話すシチュエーションが足りないのか、
フレーズや細かい言い回しが足りないのか、
はたまた心理的なひっかかりが出ているのか…
と、事細かに差を見出すことができる。
語学に限った話だけでなく、
すべての物事を愚直に真似していくのは、
真似していない部分や、他から真似すべき要素があるということ。
究極的には、本や一次情報から分野横断で学ぶしかない。
オリジナリティって、複数を真似して、
自分の意思で「足りる・足りない」を見定めて、
試行錯誤の数を楽しんで増やすことから、にじみ出てくるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。