「プロになるには1万時間の学習が必要」とか「サラリーマンは1日2時間×365日学べばその道のプロになれる」という言葉がある。
これらは、勉強不足だった場合のおまじないとしては有効だが、本質は「知的好奇心」と「質の高い知識」にあると覚えておこう。
「知的好奇心」は童心に還れば発揮しやすいから、「質の高い知識群」は「大学レベルの基礎や専門分野を、小学生や中学生向けに理解できる本や書き物に著しており、専門性と職歴のある著者が書いた知見」を読んでいこう。
現実解。
具体的には、福音館書店の月刊絵本「たくさんのふしぎ」と、講談社による新書の「ブルーバックス」がおすすめ。もちろん僕が書いている「データ分析の森」も。
追記。
ここだけの話、大学受験を過ぎたあと仕事や研究がからきしダメ(=受験の二番煎じどまり)というケースは、「知的好奇心」より他人が作った塾に通うことを優先させ、「質の高い知識群」より試験対策を優先させた結果だ。
これは自分が教育史と教育行政学を大学在学時の専門分野として学ぶ前、ある程度仮説を立てていたことだったが、すべてストンと当てはまった。
追記の追記。
このスキを突けば、実は勝ちパターンを作れる物事はかなり多いです。
ボックスコックスネット、遠藤武。