経営 その70 〜 不確定要素。

daily1 商い。

不確定要素を気にする人は少なくないが、
これは実のところ、自分で自分を制限する思い込みだ。
まずは、不確定要素を不確定要素で終わらせることをやめよう。

現実解。
必要なのは、
「絵空事を具体化するにはどうすればいいか」
という点だけである。

例えば、売上を立てるにせよ、仕事のポストを探すにせよ、
契約を結んで報酬が入金されるまでは、絵空事だ。
この具体化が出来ていないなら、不確定にも程がある。

気にするべきは、このような絵空事の段階ではない。

それどころか、就職・転職にせよ営業にせよ、
いちいち絵空事を気にして発狂する意味は全くない。
これでは、時間とエネルギーと命の無駄遣いだ。

時間とエネルギーの無駄遣いを避けるには、事例や知識から、
絵空事を少しずつ具体化するだけで十分である。

それを欠いた思考と行動は、キツい言い方をすれば、
思考したフリ・行動したフリでしかない。
それでは、具体化する上では何も意味がない。

就職・転職や営業は、つまるところ、
「メガトレンドとして、どれだけ需要があるか」
「その需要がどこにあり、誰からどんなルートで巻き取るか」
「巻き取る上での所要時間や知識はどれくらい必要か」
という、マッチングと試行と待ち時間の話に収まる。

要は、具体的なポストや需要先、ルート、待ち時間を、
何らかの形で定めさえすればいいのである。

見込み先をリストアップしてもいいし、
求人やニュースやプレスリリースから状況を逆算してもいい。
信頼できるつながりから聞き回ってもいいし、
文献から知識回収して試行してもいい。

まずは、その解像度が低くても構わない。
継続しやすい(=勝手に継続できる)やり方で十分だ。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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