不確定要素を気にする人は少なくないが、
これは実のところ、自分で自分を制限する思い込みだ。
まずは、不確定要素を不確定要素で終わらせることをやめよう。
現実解。
必要なのは、
「絵空事を具体化するにはどうすればいいか」
という点だけである。
例えば、売上を立てるにせよ、仕事のポストを探すにせよ、
契約を結んで報酬が入金されるまでは、絵空事だ。
この具体化が出来ていないなら、不確定にも程がある。
気にするべきは、このような絵空事の段階ではない。
それどころか、就職・転職にせよ営業にせよ、
いちいち絵空事を気にして発狂する意味は全くない。
これでは、時間とエネルギーと命の無駄遣いだ。
時間とエネルギーの無駄遣いを避けるには、事例や知識から、
絵空事を少しずつ具体化するだけで十分である。
それを欠いた思考と行動は、キツい言い方をすれば、
思考したフリ・行動したフリでしかない。
それでは、具体化する上では何も意味がない。
就職・転職や営業は、つまるところ、
「メガトレンドとして、どれだけ需要があるか」
「その需要がどこにあり、誰からどんなルートで巻き取るか」
「巻き取る上での所要時間や知識はどれくらい必要か」
という、マッチングと試行と待ち時間の話に収まる。
要は、具体的なポストや需要先、ルート、待ち時間を、
何らかの形で定めさえすればいいのである。
見込み先をリストアップしてもいいし、
求人やニュースやプレスリリースから状況を逆算してもいい。
信頼できるつながりから聞き回ってもいいし、
文献から知識回収して試行してもいい。
まずは、その解像度が低くても構わない。
継続しやすい(=勝手に継続できる)やり方で十分だ。
..遠藤武