お客様へのサービスや事業を作る設計は、必要だから当然すること。
発案者して実行する上での立ち位置についても、UX(ユーザーエクスペリエンス)を設計する必要がある。
自分が誰と関わり、どんな時間や心理状態を過ごすか、その質と量の向上まで踏み込んで作り込もう。
この意味。
事業を行う側として、仕事を引き受けるに際し、
まずは「仕事をする自分とってのUX」を作り込むことだ。
面倒ごとは外注する、関わらないべき人の像を定める、
自分でやるべき面倒ごとの最低ラインを定めておく、
その面倒ごとを自分でやるメリットを明確に見通している……。
売上予測やCF予測やタックスプランニングをしていても、
「その仕事がどれだけ自分に快さをもたらすUXか」
については、見えていない人が非常に多い。
同じ仕事をするにしても、頭のてっぺんから足の爪先まで楽しむ人もいれば、
どことなく消耗しながら、物事に振り回されている人もいる。
この違いは、自分の主観をひとつひとつ丁寧に言語化・知識化して、
100%フルに納得できる仕組みを作り込むことで現れる。
支払いサイトの短縮といったわかりやすい物事から、
自分が働く時間それ自体がもたらす幸福感まで、
自分にとってあるべきUXを、本音100%で作り込めばいいのである。
常識を疑うのなら、それくらいしたほうが面白いよね。
..遠藤武