経営 その83 〜 ユーザーエクスペリエンス。

daily1 商い。

お客様へのサービスや事業を作る設計は、必要だから当然すること。
発案者して実行する上での立ち位置についても、UX(ユーザーエクスペリエンス)を設計する必要がある。
自分が誰と関わり、どんな時間や心理状態を過ごすか、その質と量の向上まで踏み込んで作り込もう。

この意味。
事業を行う側として、仕事を引き受けるに際し、
まずは「仕事をする自分とってのUX」を作り込むことだ。

面倒ごとは外注する、関わらないべき人の像を定める、
自分でやるべき面倒ごとの最低ラインを定めておく、
その面倒ごとを自分でやるメリットを明確に見通している……。

売上予測やCF予測やタックスプランニングをしていても、
「その仕事がどれだけ自分に快さをもたらすUXか」
については、見えていない人が非常に多い。

同じ仕事をするにしても、頭のてっぺんから足の爪先まで楽しむ人もいれば、
どことなく消耗しながら、物事に振り回されている人もいる。

この違いは、自分の主観をひとつひとつ丁寧に言語化・知識化して、
100%フルに納得できる仕組みを作り込むことで現れる。

支払いサイトの短縮といったわかりやすい物事から、
自分が働く時間それ自体がもたらす幸福感まで、
自分にとってあるべきUXを、本音100%で作り込めばいいのである。

常識を疑うのなら、それくらいしたほうが面白いよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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