「私の本業は〇〇です!」
そう言い切ることは素晴らしい。
ただしその中に「この仕事は将来性がないので優先度が低い」もあれば、
「これは自分の本業として命懸けでやる!」というものもあるはずだ。
そういう時には、ちゃんと「コア事業」「サブ事業」を明確にしておくといい。
例えば弁護士の先生の場合、
・「コア事業」:企業の法律顧問(メインで伸ばす!)
・「サブ事業(または準コア事業)」:法務対応全般(=スポット案件。付帯的に対応する)
と置くことができるだろう。
そのように定義すれば、
「コア事業」の熱意・強みを普段から強調し、
それ以外は「コア事業に絡めとるスタンス」と置いて、
「当事務所は、法律顧問として社長に寄り添います!」
という価値作りができる。
そうすれば、思いを本業に載せることができて、
本音を世の中に届けて、ブレずに人助けすることが可能だ。
コミットメントとは、そうやって上方向に突き抜けることなのである。
また、私の場合だと、
・「コア事業」:執筆、経営仕組み化
・「サブ事業」:大企業向けBizDev受任事業(仕組み化・戦略の派生)
と置くことができる。
執筆と仕組み化は、オンラインによる「コア事業」とし、顧客の成功を明確に定義している。
講演や登壇の類は一切行わない主義だが、遠藤武の背景や本音を知る人を座組みでブーストするために、あえて前提を捻じ曲げて一肌脱ぐこともある。
大企業向けBizDev受任事業は、同じく完全オンラインにて「サブ事業」と置き、顧客の成功をメインからの派生で別途定義している。
企業への往訪は「コア事業の増強に関連する特別講演」のみごく稀に対応することがある(単なる往訪は成功の定義がなく、移動距離や報酬額を問わず全てお断り)。
このように、コアとサブを設定することで、自分の本音と価値を浮き彫りにできる。
本当に大切なことだけに特化して、メッセージを出していくと、
自分の実力を徹底的に発揮していくチャンスがつかめるのだ。
現実解。
自分の価値をどこに置くか、どのような誰と関わるか、実力をどう定義するか…で、
同じことをやるにしても、仕事のパフォーマンスはあっさり上下する。
自分のパフォーマンスが上方向に突き進む土俵を、淡々と作れ。
追記。
「好き放題言ってもついて来てくれるのだから、目の前の人が心底喜ぶように、楽しく価値をだそうっと!」
土俵を作ってついついそう思えたら、最強であり、最高にゴキゲンだよ。
boxcox.net、遠藤武。