「休むこと」は、働き方や勉強法や本番当日以上に、はるかに大事。

daily11 スモール分析。

「目標があって色々と勉強して動いているのですが、気が乗らないときがあり、休んでしまいました。そういう場合、どうしても不安が出てしまいます。そんな日は、どんな風に過ごせばいいのでしょうか。」

 

実は「休むこと」は、働き方や勉強法以上に、はるかに大事です。

休んだ場合は、堂々と休んじゃいましょう。

「え?脱力しすぎでヤバくないですか??」

くらいが目安です。

 

そうすると、

普段学んで動いている時間が、

いっそう輝きます。

普段見えないところが見えてくるためです。

逆から捉え直すと、

「まるで息抜きするかのように涼しい顔で勉強している」とか、

「まるで一番乗りするかのようにがっつり眠りにつく」というように、

光の当て方が変わります。

 

このような悩みがあるということは、

きっと普段からしっかり動いているはずです。

まずはその事実を自分で思いっきり評価しましょう。

その上で、対極である「しっかり休む」を意識すればいいのです。

普段からしっかり考えているのですから、

クマのプーさんのように、

「何もしないことをする」のです。

どんなに慌てていても、物事はなるようにしかなりません。

何もしないことをしていれば、

休憩しきれたあたりで、

フツフツと「よし、こうしよう!」という、

光の当て方が変わった状態が出てくるはずです。

 

「それでも不安です…」

「ぼーっとしたら涙が出てきます…」

という場合も、

よほど日常生活に支障をきたすのではない限り、

あるがままにしておけばいいのです。

そのコツは、

動くことも、休むことも、

ダブルキャストで主役にすることです。

むしろ休むことがメインの主役で、

動くことがサブの主役だっていいんです。

それくらいユルくていいんです。

ユルければそうやすやすと不安になりません。

不安の大多数は現実にはなりませんし、

不安の感情は脳がもたらす現象でしかなく、

具体的に紙や文面に書き出すと、

「なんだ、この程度だったか」

と納得することが多々あります。

とすれば、

「ああ、不安ちゃんが来たね。おはよう」

くらいに淡々としておけばいいんです。

これも、休むことこそ人生のメインに据えれば、

あっさり達成できることかと思います。

 

現実解。

休むことで生まれる余剰を使って、

動き回ればいいのです。

これくらい「ちょっと適当すぎる?」と思うほど、

先回りして休むことを踏まえて柔軟にしておけば、

少なくともポッキリ折れることはありません。

叶えたいことがあるなら、

心理的にユルくても大丈夫なくらいに、

ちゃんと先回りしておけばいいのです。

とても大事な本番の舞台だとしても、

とても大事な試験の当日だとしても、

とても大事な告白の瞬間だとしても、

準備不足に陥らないように、先回りしておくんです。

プロが失敗しないのは、そのような先回りのプロだからです。

本番とは、本番当日ではなく、

休み方も含めた先回り全体のことです。

今この瞬間を大事にし続ける形で、

休むことから逆算して動いてはどうでしょうか。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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