「目標があって色々と勉強して動いているのですが、気が乗らないときがあり、休んでしまいました。そういう場合、どうしても不安が出てしまいます。そんな日は、どんな風に過ごせばいいのでしょうか。」
実は「休むこと」は、働き方や勉強法以上に、はるかに大事です。
休んだ場合は、堂々と休んじゃいましょう。
「え?脱力しすぎでヤバくないですか??」
くらいが目安です。
そうすると、
普段学んで動いている時間が、
いっそう輝きます。
普段見えないところが見えてくるためです。
逆から捉え直すと、
「まるで息抜きするかのように涼しい顔で勉強している」とか、
「まるで一番乗りするかのようにがっつり眠りにつく」というように、
光の当て方が変わります。
このような悩みがあるということは、
きっと普段からしっかり動いているはずです。
まずはその事実を自分で思いっきり評価しましょう。
その上で、対極である「しっかり休む」を意識すればいいのです。
普段からしっかり考えているのですから、
クマのプーさんのように、
「何もしないことをする」のです。
どんなに慌てていても、物事はなるようにしかなりません。
何もしないことをしていれば、
休憩しきれたあたりで、
フツフツと「よし、こうしよう!」という、
光の当て方が変わった状態が出てくるはずです。
「それでも不安です…」
「ぼーっとしたら涙が出てきます…」
という場合も、
よほど日常生活に支障をきたすのではない限り、
あるがままにしておけばいいのです。
そのコツは、
動くことも、休むことも、
ダブルキャストで主役にすることです。
むしろ休むことがメインの主役で、
動くことがサブの主役だっていいんです。
それくらいユルくていいんです。
ユルければそうやすやすと不安になりません。
不安の大多数は現実にはなりませんし、
不安の感情は脳がもたらす現象でしかなく、
具体的に紙や文面に書き出すと、
「なんだ、この程度だったか」
と納得することが多々あります。
とすれば、
「ああ、不安ちゃんが来たね。おはよう」
くらいに淡々としておけばいいんです。
これも、休むことこそ人生のメインに据えれば、
あっさり達成できることかと思います。
現実解。
休むことで生まれる余剰を使って、
動き回ればいいのです。
これくらい「ちょっと適当すぎる?」と思うほど、
先回りして休むことを踏まえて柔軟にしておけば、
少なくともポッキリ折れることはありません。
叶えたいことがあるなら、
心理的にユルくても大丈夫なくらいに、
ちゃんと先回りしておけばいいのです。
とても大事な本番の舞台だとしても、
とても大事な試験の当日だとしても、
とても大事な告白の瞬間だとしても、
準備不足に陥らないように、先回りしておくんです。
プロが失敗しないのは、そのような先回りのプロだからです。
本番とは、本番当日ではなく、
休み方も含めた先回り全体のことです。
今この瞬間を大事にし続ける形で、
休むことから逆算して動いてはどうでしょうか。
boxcox.net、遠藤武。