群れるのがダメなのは、断れずにノロマになるから。

daily11 スモール分析。

「群れるな」と繰り返し言い続けているが、

これは群れていると断れなくなり、

その結果としてノロマになるまでがセットになるためである。

これはものすごく勿体無い。

 

例えば、客先がノロマなのは論外だとして、

自分の側まで群れてノロマになったり、

無駄な行動が増えたりしてしまうのは、

そもそもプロ失格だ。

仕事のできる人は、極めてスピーディだ。

得意技に特化しており、仕事の目利きも的確だからである。

圧倒的に得意技を軸としたチームプレーは、そもそも野暮ったく管理するまでもないほど、スピーディだ。

言うまでもないが、断ることも、途中でやめることも、全てにおいて美しいほどスピーディである。

 

色々な実力者や成功者を見てきたが、確実に楽勝を繰り返すことを徹底しており、

楽勝の邪魔になる要素を見つけたら「なんとなく」で秒速で断るのである。

「こいつはアカン!三流だ!」と気づいたら、中途半端なところであっても秒殺で即断即決して、二度と関わらない。

そのせいで非常識だと言われようとも、その非常識っぷりによる実績に惚れ込んでくれる味方がいるため、全く困らないどころか、

むしろ「次にどんな面白いことが来るかな」と、時間の自由をベースに、ワクワクしているというのが実情だ。

スピーディだからこそ、時間は常に自由であるのだ。

 

私の場合も、「えーっ!そういう場面でそうするの!」と驚かれるような行動や決断や断りを数限りなく下している。

「コイツはダメとはいえ、さすがにやりすぎたかな」「嫌とはいえ、この決断は非常識が過ぎたかな」と思うこともあるが、

実際はそのような1件の決断の直後、穴を埋めるかのように全く別なところから多数の依怙贔屓が入り、

「やっぱり堂々とスピーディに非常識を取ってよかった」と思わされる。

むしろ「嫌なことを爆速で断る」ということの効能が絶大で、嫌なことが起こったことそのものに「やった!」と小躍りするくらいだ。

思い返すと、根本的な成長も、ステージが上に変わる現象も、

嫌なことを勇気を振り絞って堂々と断った瞬間が始まりだった。

 

実力がぶっちゃけて自分の10分の1未満の上司が嫌で下した決断も、

群れていてレベルが低い割にやたらうるさい取引先と絶縁するために下した決断も、

実際は良いことが起こる前兆だった。

その直後や少し後に、2倍や10倍や1万倍のリターンが出てくるため、

吉兆は不調の顔をして現れると、一点の曇りなく言える。

 

現実解。

実力をつけて、座組みで動いていると、自ずとこのようなことは多々起こる。

本で先に知っていたことではあったけど、実際に起こすには、群れずにノロマをやめて決断することがカギ。

群れている時点でスピーディさも決断も取れない。

また、大多数はついうっかり群れてしまう。

ゆえに、群れずにスピーディに決断する価値は、常に絶大なのである。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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