独立する際には、労働時間への依拠をやめる。

daily11 スモール分析。

独立すると、報酬体系から働き方、

メディア露出の方法まで、すべて自分で作ることになる。

だからこそ声を大にして言いたいが、

「時間に依拠しない動き方」

は独立の基本にすべきである。

正確には、独立する前のサラリーマン時代からそうすべきであるが。

 

というのも、

「稼働率〇〇%(=100%はフルタイム労働相当)」

とか、

「1時間おいくら」

のようなありがちなフリーランスは、

単なるサラリーマン代替にすぎず、本質的には独立しなくても出来てしまうためだ。

これらは、都合が悪くなったら切られる弱者にすぎない。

 

念のため付け加えると、

最初の1〜2年だけこのような動き方で学ぶことは否定しないが、

自分の立ち位置を上げていき「時間には依拠しません」というポジションを築くこと以外には、

成長など未来永劫起こり得ないのである。

(本質を言うと、時間に依拠している状態だと法的に「雇用契約であってフリーランスではない」とみなされてしまうリスクがある。だからこそポジションを築くまでが成長だ)

 

私も独立当初は「稼働率〇〇%」というありきたりな時間依拠の人材斡旋会社を通して、仕事を受任していた。

というのも、よほど相性が悪くない場合を除けば明らかに有利に動けると判断し、かつ時間依拠から足抜けして独自ポジションを築く道筋もある程度見えていたためだ。

 

今では自分の名前で仕事の依頼が来る仕組みを作っており、フルリモートに徹しているから、根本から様相が変わった。

(超超超例外的に、私の強みと本音を理解する本物のエージェントとだけは関わっているが)

「そのような道筋を見いだせないなら、独立しても好きなようにやっていけない…」という臆病さが私のありのまま本音だった。

 

現実解。

という具合に、労働時間の外側で知的生産や技術開発を含む「仕組み化」をすることが、独立の本質である。

忙しいだけとか、仕事を受任できないという場合は、協力者が出やすい仕組みを構築することが先。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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