知識や知性で、成長するための突破力が決まる。

daily14 壁。データ分析ここだけ話。

ここまで多くの人を観察して気づいたことだが、

人には知識や知性に応じて成長余地があり、

壁を超えられるか否かの実力が定まる。

 

例えば昨今、生成AIや統計学の話題をあちこちで見聞きするが、

この分野を専門領域として極めて明確に成長余地を出せる人は、

数式や論文やコーディングから実装し、目の前の相手のお悩みを解決できる「作り手」だけである。

あるいはどんなに妥協しても「これらと別の本業がある人」だ。

 

ChatGPTのユーザーというだけでは、

そもそもドメイン知識(業務の理解)不足で、

大した仕事はできない。

本質は、生成AIで業務をラクにする「成長余地づくり」にあるためだ。

 

統計学の基礎知識があるというだけでは、

そもそも相手のお困りに適用できず、

大した仕事はできない。

本質は、多変量解析や機械学習や統計的品質管理の考え方を使って、

価値を上げたり推移を予測する「成長余地づくり」にあるためだ。

これには、AIや統計学の外側に向けた知的好奇心や、

AIだけや統計学だけではカバーできないドメイン知識が必要なのだ。

 

成長余地づくりに持ち込むには、

広く深い知識や知的好奇心が全てであり、

これがまさしく「作り手」の基本的な態度である。

この逆で、

大学や大学院で学位を取った程度で「いける!」と思ってしまうのは、

単に知識不足ゆえの誤解だ。

基礎力ゼロで「生成AI活用!」と言い出すのは、

少し前の仮想通貨ブームと同じ知識不足だ。

いずれも、フットワークの軽さは素晴らしいが、

往々にしてそれ以外には何もない。

 

現実解。

どうせ何もないのなら、フットワークの軽さと知的好奇心を混ぜ、

素直に自分より明らかレベルの高い人の協力を得ればいい。

基礎知識も、人に対する好奇心も、フットワークの軽さと掛け算すれば身を助ける。

 

追記。

好奇心と素直さには、かわいげがあるから。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営者向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています。

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年2月に60回を超え、同誌の単独連載回数の記録を更新中。書籍発売予定)

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