何も知らない状態や、実績が無い状態なら、
徹底的に真似る以外に、道はない。
勉強するとは、本質的にはただ真似するだけでしかないのだから。
現実解。
言語を習得することも、
本が読めることも、
数式を理解することも、
絵が描けたり歌が歌えることも、
そこに「元ネタ」があるから成り立つ。
試験勉強は、模範解答や過去問が用意されており、
それを徹底的に真似してインプットし、
更に徹底的にアウトプットするから成り立つ。
「学ぶ(まなぶ)」は「真似ぶ(まねぶ)」として、
語源を同一にしているという説があるように、
元ネタを仕入れるために徹底的に真似して学ぶことが、
人生のどこかで必ず必要になるのである。
徹底的に真似して学ぶ習慣をつけておけば、
「そうか!簿記ってデータにタグ付けする方程式なんだ!」
「なるほど!法律って哲学に連なっているんだ!」
というように、歴史の流れからも、
情報として存在する物事からも、
現に目の前に広がる現象からも、
更に真似して学ぶという解釈が可能になる。
「自分には、学ぶことなんて、勉強することなんて、しんどいものでしかない…」
もしそのように感じるのなら、学ぶとか勉強するという単語にバツをつけて消してしまえばいい。
そのかわり「徹底的にモノマネする」「徹底的にパクる」という言葉遣いに逃げて心の安全を得るといい。
勉強で困っているなら、手段や発想を選ぶ必要は全くない。
動画を何十回も見てモノマネのように勉強してもいいし、
マンガを通じて脳内に有利なように楽しく知るようにしてもいい。
あくまで「徹底的に」真似するのだから、犯罪や不正行為以外はどんな手段でも使おう。
自分が真似しやすい、有利な土俵や仕組みを選ぶように心がければいい。
辛い思いが少しでも残るなら、スタート地点のハードルを下げてしまえば、勝ちの入り口に立てる。
boxcox.net、遠藤武。