虚勢を張ることとは、不足を誤魔化すことだ。
前提となる材料がないか、前提となる材料の推定が足りていないのに、無理やり行動だけでインサイトを出そうとするとカッコ悪いよね。
実のところ、一定以上の学歴があってまあまあ頭の回る人でも、異分野語りでカッコ悪く虚勢を張ってしまうことがある。また、一定以上の学歴が「ない」人で、ある程度の行動力のみで成功している自負がある人も、カッコ悪い虚勢を張る常習犯だ。
どちらも、環境や取り巻きが、カッコ悪さを指摘できないことで共通している。
大学でどっぷり議論を走らせるプログラムの意義は、「カッコ悪さを指摘される怖さと対応策」を学ぶことにある。
これはむしろ学ぶというより、文献や実験だけでは学べない要素を、議論をもって痛感する過程なんだよね。