義務教育の知識そのものが身を守ってくれるわけではない。
国語・算数・理科・社会・英語や、義務教育で学ぶ基本的人権といった仕組みが論点だ。
この徹底理解があって、初めてビジネスや議論や知的生産が始まる。
現実解。
義務教育の内容を知った上で、その先にあり、実利のある法律や会計やITを知る。
ビジネスの上では、全然遅くないどころか、そのほうがかえって手っ取り早い。
スタート地点の仕組みがここにあり、自分が世界の物事を理解するヒントに満ちている。
教育にコンプレックスがあるなら、まずは義務教育の内容を徹底的に理解する。
知識不足に対するコンプレックスは、学び直して出来るだけ減らしてしまおう。
義務教育からやり直し、トップレベルの大学に合格させることも厭わない塾がある。
そんな中、学び直しを恥じる必要がどこにあるのだろうか。
そもそも大多数は、中途半端な姿勢でしか義務教育を受けていない。
一般的な公立学校だろうと、私立や国立の学校だろうと、
「本気で学ぶことが楽しくて楽しくて過ごしている人」は、
極めて少数だったと思い返せるだろう。
義務教育で、テストの点数を気にしたり、親の顔色を伺ったり、
「自分は出来なかったなあ」という思い出があったりした中、
ふと学び直そうと思った今こそが、奇跡的な大チャンスということだ。
学ぶ理由を徹底的に問い、素直に自分を作り変える姿勢で学び直せたら、
大多数の人をあっさり飛び越えて、すぐに抜きん出られる。
この態度と成果に、年齢は一切関係ないんだよね。
..遠藤武