経営 その61 〜 アウトプットとメッセージ。

daily1 商い。

全てのアウトプットは、誰かに向けてのメッセージだ。
それが自分自身のためかもしれないし、他人のためかもしれない。
アウトプットするときは、この具体的な対象を必ず明らかにしよう。

現実解。

アウトプットは、
特定の人に向けたメッセージにする
相手がついプラスに行動してしまうことを狙う
でも名指しは敢えてしない
という視点を前提にしよう。

それが掲示板への書き込みだったとしても、
SNSでのつぶやきだったとしても、
論文やレポートだったとしても、同じだ。

経営に関するアドバイスでも、
診察や人生相談や占いでも、
授業やセミナーでも、全く相違ない。

いっぽう、個別の文面や喋りについて、
「特定の相手を名指しし、直接的に行動を促す表現」
を込める必要は、必ずしもないことを強調しておく。

これは、書き表す上で、
敢えて直接は言わないけど、盛り込んだ具体例や、
言い回しから、あの人が見聞きしたら伝わるかもしれない。
という、ちょっとした伏線を張らせる余裕があるほうが、
しつこさを抑えたメッセージを展開できる。

そもそも、誰かに向けたメッセージを強調しすぎると、
それって、あなたが自分で自分に言いたいことを、
自分と向き合わずに他人に押し付けてるんでしょ?

という程度のレベルで失速する。

直接的な説得の応酬は、
陳腐な炎上マーケティングだとか、
痛々しい大声でしかないのである。
(本当に何かしら言われないといけない人は、
放っておいても、自分から沈没していく。)

本当に言いたい人と事だけに絞り、
わかりやすくプラスを出せるほうが、
実は遠くまで大きく響き渡るんだよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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