金融経済学では、
「市場は効率的(=価格がその商品の価値を決める情報を反映している)」
というロジックがあるが、
事業を起こしたりデータを分析すると、
これは良い意味でウソだとよくわかる。
価格が高く利益率が良い商品やサービスが売れるのは、
そのようなリターンのある商品やサービスが限られている故であると同時に、
その売り手と買い手の関係性(紹介の有無)という変数や、
売り手の権威付けという変数が、
品質と値段の構成要素となり、
売れ行きを左右していくためだ。
現実解。
陽は、市場はちょっとした差であっさり歪む。
役立つ機能と、信頼・安心できる情緒、然るべき紹介。
そのいずれもあるとあっさり売れて強いのは、
明確に変数の異なる市場がその場で出来てしまうためなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。