色々な物やサービスには値段がある。
その中でも「高い!」と感じたものは、
いちいち「高い!」と理屈っぽくクチにせず、
黙って買わなければいい。
モノやサービスの値段には、常に意味がある。
ヘナチョコな人が、値段だけ見てついつい「高い」と答えてしまうのは、
「私は意味を知らずおつむが回りません」という自己紹介であり、
理路整然とした大間違いである。
ヘナチョコが「高い!」と言った価格について、
「頂点だ!とても素晴らしい!本当のお得!」
と納得し、継続して買っている人がいる世界に気付けなくなる。
「頂点だ!本当のお得!」という関係者から、
「コイツは知らない上にかわいげがなくてダメだな」と評され、
二度と声がかからなくなるまでがテンプレだ。
事実をありのまま囁こう。
「高い」と感じるものをピンポイントで買って普段使いすると、人生のステージが上がる。
このコツは、ドン引きするくらい値段が高い物で、かつ圧倒的な価値のあるものを買うことにある。
私の場合、祖父が使っていたボールペンブランドの最高級ラインを買った。
最初の印象として、単なる文具機能に十万円規模は高すぎて、普段使いがおっかなびっくりだった。
しかし、それは一瞬で「頂点は高くみえて実は安い!」という確信に変わった。
面談するとき、年齢が自分よりはるかに上のエグゼクティブはちゃんと見ており、
そのペンに注目してくれたことが多々あったのである。
そこから信頼されて話がひろがるのだ。
人によっては、使い込み具合もみており「なるほど」と実感した。
今は、そのペンとは異なる観点で過ごしており、
私の独自の物事についてペン以上に注目してもらえるが、
その基礎は20代のときに肌身離さなかったペンにあったことは、
強調してもしすぎることはない。
現実解。
モノの値段には、必ず意味がある。
これを心底理解し活用できるからこそ、ステージが変わる。
ボックスコックスネット、遠藤武。