そろそろ、ありのまま申し上げておこう。
実力も実績もプロの下限を超えているのに、あまり楽しくなさそうな人がいる。
そういう人は、業界人としてせせこましく過ごしてしまい、模範解答の壁に押し負けている。
要は、自分から下に逃げているのだ。
きょうび、YouTubeなど動画配信サイトで収益を出すことが可能であり、
特に音楽分野では、とても楽しそうに楽器を演奏していて、技術もある人がpvを稼いでいる。
いっぽう、既存の分野のプロ音楽家の場合、ちゃんとしたプロなのに、あまり楽しそうに活動していない人が一定数いる。
私が知った一次情報を勘案すると、その理由は、自由に出来るか否かの差である。
業界人という壁がないから、模範解答でせせこましくなる必要もない、文字通り自由人なのだ。
業界人という壁があると、模範解答を意識してしまい、とても不自由になってしまうのだ。
これはどんな業界でも言えることだが、
他人が作った模範解答を踏襲するだけだと、
仕事はどう頑張っても絶対に面白くならない。
業界人としてせせこましくなっているとき、
この事実が見えないまま、
内心はビビりながら行動しているのである。
否、ビビりながらやっているとわかっているならまだ健全だ。
本人は内心でビビりながら行動している自覚がなく、
やっとこさ業界内で築きあげた、
なけなしの地位に囚われて、
成長が止まっているのである。
本質を言ってしまうと、
他人が作った模範解答を壊して超えて、
新たな世界を広げていかない限り、
どんな仕事も絶対に面白くならず、成長しないように出来ている。
何らかの分野で本当に実力がある人は、
必ず他の分野から現在進行形で学んでおり、
ご縁があった実力者と新たな世界を広げている。
実力者に気づくことや、
活躍できる土俵を見つけるのも実力のうちだ。
また、日本でマンガや特撮やアニメやゲームが数多く作られるのは、
それらが全て新たな世界を広げているからに他ならない。
ルールから作れるから、面白いのだ。
他方、業界人としてのみ生きている人は、
ルールが変わってしまうと本当に弱い。
この差が一流と三流四流を分けるのだが、
ある程度実力や実績がある人も、
クソ真面目がたたって下に逃げることが多い。
現実解。
プロの下限となる一定レベルの実力をつけたら、
異分野から学び、自分とその周囲の壁を壊そう。
たったそれだけで、楽しくなるし、周囲から頼られるのだから。
ボックスコックスネット、遠藤武。