実力と実績があるのに、楽しくなさそうな人は、模範解答の壁に負けている。

daily14 壁。

そろそろ、ありのまま申し上げておこう。

実力も実績もプロの下限を超えているのに、あまり楽しくなさそうな人がいる。

そういう人は、業界人としてせせこましく過ごしてしまい、模範解答の壁に押し負けている。

要は、自分から下に逃げているのだ。

 

きょうび、YouTubeなど動画配信サイトで収益を出すことが可能であり、

特に音楽分野では、とても楽しそうに楽器を演奏していて、技術もある人がpvを稼いでいる。

いっぽう、既存の分野のプロ音楽家の場合、ちゃんとしたプロなのに、あまり楽しそうに活動していない人が一定数いる。

私が知った一次情報を勘案すると、その理由は、自由に出来るか否かの差である。

業界人という壁がないから、模範解答でせせこましくなる必要もない、文字通り自由人なのだ。

業界人という壁があると、模範解答を意識してしまい、とても不自由になってしまうのだ。

 

これはどんな業界でも言えることだが、

他人が作った模範解答を踏襲するだけだと、

仕事はどう頑張っても絶対に面白くならない。

業界人としてせせこましくなっているとき、

この事実が見えないまま、

内心はビビりながら行動しているのである。

 

否、ビビりながらやっているとわかっているならまだ健全だ。

本人は内心でビビりながら行動している自覚がなく、

やっとこさ業界内で築きあげた、

なけなしの地位に囚われて、

成長が止まっているのである。

 

本質を言ってしまうと、

他人が作った模範解答を壊して超えて、

新たな世界を広げていかない限り、

どんな仕事も絶対に面白くならず、成長しないように出来ている。

何らかの分野で本当に実力がある人は、

必ず他の分野から現在進行形で学んでおり、

ご縁があった実力者と新たな世界を広げている。

実力者に気づくことや、

活躍できる土俵を見つけるのも実力のうちだ。

 

また、日本でマンガや特撮やアニメやゲームが数多く作られるのは、

それらが全て新たな世界を広げているからに他ならない。

ルールから作れるから、面白いのだ。

他方、業界人としてのみ生きている人は、

ルールが変わってしまうと本当に弱い。

この差が一流と三流四流を分けるのだが、

ある程度実力や実績がある人も、

クソ真面目がたたって下に逃げることが多い。

 

現実解。

プロの下限となる一定レベルの実力をつけたら、

異分野から学び、自分とその周囲の壁を壊そう。

たったそれだけで、楽しくなるし、周囲から頼られるのだから。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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