悩みが解決できない壁は、悩み本体ではなく輪郭を見ていく。

daily14 壁。

悩みが見えない、いつも悶々としているという場合、解決策は至ってシンプルだ。

悩みそのものではなく、悩みを取り囲んでいる輪郭を明確にすればいい。

具体的には、悩みについて「言っていないこと」を、知恵と勇気を振り絞って明確にするのだ。

 

高校生や大学生のメンタル不調でありがちな理由として、

親の不理解・親の顔色伺いが多いが、

メンタル不調の当事者である本人はその自覚がない。

それは、そんな親からの抑圧を直視していないためだ。

高校生や大学生にもなれば、

自分の進路を自分で決めることが基本である。

親の出る幕など一切ない。

それゆえ「不理解の当事者である親が少しハラハラする意思決定」を取ることが答えなのだが、

悩みそのものを捉えて小粒にまとまってしまうと、

「うちの親は不理解だな」という認識以上にはならない。

 

ただし輪郭を捉えると、

親の不理解の本質は、

「自分の勉強不足」

「親の勉強不足かお金不足」

に行き着くのだが。

 

自分でリスクが大きいことに取り組もうとして、

親がそんなあなたの不勉強を見抜いているなら、

それは「自分の勉強不足」である。

逆に、言い訳できないレベルでしっかり下調べしているのに、

それでも親が頑固に理解しようとしない場合、

それは「親の勉強不足かお金不足」に行き着く。

 

つまるところ、

単なるリテラシー不足か、お金不足だけである。

それ以上でも以下でもないのだから、

まずは親を上回る形で動けばいいのだ。

 

現実解。

語られていない輪郭を捉えていくと、ありのままの事実だけが残る。

ここから逆算して、本音を満たす面白い選択肢を選べば、悩み解決の大きな一歩を得られるはずだ。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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