格差への言及。

daily3 解釈。

格差への言及とは、正直に言って大多数が「格差を表面的に煽ること」でしかない。

過去から続く保有資産にいくら目をやろうとも、精神的・知性的に成長できなければ、心はうつろいコンプレックスを残す。

いかに格差のてっぺんにいたとしても、人間が人間である以上、うつろいや変化からは逃げようがない。

現実解。
まずは、1000年単位で見ることを優先してみよう。
技術革新や災害や出来事で、格差を取り巻くルールは、その都度根本的に変わっていく。

ここには進歩もあれば、賞味期限切れも(あるいは温故知新も)ある。
前に進んだり、後ろに揺り戻されたりするのが、人間の本性だ。
前提条件に応じてルールが変わり、そして人間の心理はうつろいゆくのである。

このとき、あなたが表面的な物事に不用意に煽られないことが大事だ。
格差の上側にいたとしても、大地震や大災害やテロをすり抜けるフットワークがなければ、文字通りご臨終である。
格差の下側にいたとしても、前提条件や心理の変化を捉えてしまえば、自分自身が根本的に変われる。
そのようなチャンスを常に見出すことだけを、まず考えればいい。

そのためには、格差に言及する人について、
「この人はどういう意図があって、このように言い出しているのだろう?」
「自分を利するために、そう言っているのかな?」
「世の中を底上げして利するために、そう言っているのかな?」
という懐疑を投げかけると良いだろう。

少なくとも、世の中の底上げを狙える知性と勇気があるなら、少なくとも「表面的な煽り」には逃げていないと断言できる。
格差からチャンス掴み取るには、まず煽られないようにしておくといい。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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