「生きているからこそ、思い通りにならない。」
これは半分は正しいが、半分は大ハズレ。
思い通りにするように、敢えて自分から動いて遠回りするんだよ。
現実解。
サラリーマンをやっていたときの話。
転職・移籍を7〜8回繰り返し、
上級管理職クラスの経験を複数回重ねた上司がいた。
今では、とある企業グループの代表取締役を担っている。
僕が移籍で入社したとき「昇進させる」「一定期間は続けて」という、
シンプルな本音とは言い難いサラリーマン語を何度か発していたけれど、
おそらく「遠藤はすぐやめるだろうな」と、見抜いていたと思う。
当時の自分は年収300万円。
その上級管理職の上司は年収1000〜1500万円。
双方のポテンシャルや能力や地頭にはさほど大差なし。
どちらも思うところがあったら、思い通りになるよう動く性格。
転職・移籍の回数も、背景も、お互いにほとんど変わらない。
そんな状況で続ける人が、どこにいると思う?
この企業をやめたあと、外資企業の日本法人をゼロから立ち上げて、
1年半でゼロから年売上高40〜50億円規模まで育てる経験をした。
僕は、本国のCEOにダイレクトレポートを行い、
FP&A(財務会計・分析・企画・意思決定)の立場で、
全体像を作ってマネジメントする役目だった。
他にメンバーも管理職も、部門ごとにゾロゾロいたけれど、
ぶっちゃけると外資の事業会社は、マーケティング特化企業は別にして、
FP&Aを除けば、企業全体から言えば「その他大勢」だ。
事業に触れていても、数字を全然見られず、
意思決定やマネジメントに関われないんじゃあ、
続ける意味なんてどこにもない。
サラリーマンに飽きて独立したのは、
そんな事実を学んだ上で、動き続けたことがきっかけだ。
サラリーマンとは、取引先が所属先1つしかないけれど、
当時からずっと独立していた発想だったので、自然な流れである。
ある程度遠回りして鍛えていると、チャンスが回ってくる。
遠回りしていない人には、チャンスが来ても全く見えない。
思い通りか否か、思い通りになるかならないかは、
ちょっとした鍛え方や発想の差なんだよね。
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遠藤武