自己啓発と現実解。

daily4 方法論。

自己啓発って、もう限界なんじゃないかな。

認知科学や行動科学やコンピュータサイエンスが、

解像度の高い現実解として機能しているから。

 

現実解。

小規模で毛並みが悪くても、

行動すればある程度稼ぎやすくなった。

となると、18歳までで蓄積した経験や、

新卒で就職活動した経験や、

ヘッドハンターや転職エージェント経由で移籍した経験が、

そもそもの強みになってくる。

若いうちからリスクを取って、

学ぶ泥臭さや毛並みの良さほど、

一次情報の持ち手として強くなる。

毛並みが悪い人の中に留まる人は、

いくら稼いでも毛並みが悪いままだ。

もっと言うと、ある程度稼ぐチカラがある人で、

上位側の学歴があり、アカデミックスキルや、

クロスボーダー(国際的)な職歴を持っている人は、

孤独かつ具体的に行動したら、一発で最強になれる。

行動とは、読書は10〜100冊で1単位、

論文や先行事例を読んで新規事業を創ること。

40歳を超えて、初めてそう行動するのは、ちょっと遅いかもしれない。

あくまで経験則だけれども、一つのことしかしてこなかった人は、

ガクブルして、全く先に進めないという事実がある。

そのような人が行動するためには、自己啓発は有効かもしれない。

本質的には、行動するのに「するため」なんていらないんだけどね。

とにかくひたすらハードルを下げよう。

小さく切り分けていけば、行動できないことなんかない。

情報があれば、行動できないことなんかない。

自分が動きやすい環境があれば、行動できないことなんかない。

とすると、残るのは「自分が自分であること」だけなんだよね。

哲学や宗教は究極の自己啓発だとは、よく言ったものだ。

本を読んで自分を読むことに他ならないからこそ、

古今東西で自己啓発が流行っているのは、

「自分が自分であること」を定めるためであって、

そこに現実解があるかどうかとは別な話なんだよね。

その煮えきらなさもまた、現実解だと信じているけれども、

まずは徹底的に具体的に現実解を出すといい。

煮え切らないなら、事実を直視して、

現実のハードルを下げる道に逃げると、面白くなる。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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