マネジメントとマーケティングに、等しく必須な発想だ。
楽しく学ぶことと行動すること全般にも、共通している。
まずは「自分への面倒見」を良くすること。
現実解。
自分の面倒見を良くしてやることで、
初めて他者への面倒見が良くなる。
挨拶したり、ちょっとした気遣いが出来るというのは、
自分に面倒見を良くしているからこそ、自然と出てくる。
要は、自分をバランスよく愛して面倒見を良くすることで、
周囲への気配りとして他者への面倒見の良さが出るということだ。
「学ばない、行動しない」ための負の理由付けや、
コンプレックスを誤魔化して口先に逃げていることは、
自分への面倒見を圧倒的に悪くしている人の典型例である。
自己愛や自己アピールや自己弁護が過ぎる人は、
自分への面倒見がいびつなのである。
その結果として、他人が何を求めているかということを理解しない。
顧客が何を求めているか理解しないのでは、マーケティングどころではない。
従業員が何を求めているか理解しないのでは、マネジメントどころではない。
それどころか、自分が何を求めているのか理解しようとしないのでは、
何も学べないし、何も行動できないのと同じだ。
この状況を打破するには、自分への面倒見の良さを、
愚直なまでに大事にするしかない。
直接人から教わるもよし、本から教わるもよし。
出来ることはお金を払って、さっさと真似してみる。
「無理かも?」と感じたら、学んで行動して別ルートを創って逃げる。
不行動や不勉強に逃げるのは、その他大勢の得意技である。
事をなしたいのであれば、その他大勢と同じように勝手に諦めず、
その他大勢と根本的に異なる形で動くだけでいい。
その他大勢は、正直言って常に面倒見が悪く、全てにおいて目が粗い。
教育や学校でも、ホテル業界でも小売業界でも、
それどころか普段のコミュニケーションでも、
実のところ全然変わらない事実である。
面倒見の良さを軸に学んで行動することが重要だと気付ければ、
自ずときめ細やかになり、強みが浮き彫りになるんだよね。
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遠藤武