書く文字数。

daily4 方法論。

短く圧縮できれば、凄みが増す。

長くするには、その短いものを組み合わせる。

無理に長く書くくらいなら、短く書くことに知恵を絞って、楽しむほうが先だよ。

 

現実解。

ハガキにせよブログにせよ、
不用意に長々と書く必要はない。

書くことが苦痛になってしまうのなら、
読む方も正直に言って苦痛だ。
それなら思い切って、拙くとも堂々と短く書き、
凄みを見せつければいい。

 

短く書くことこそ、実は知恵の見せ所だ。
長く書くこととは、短く書くことの組み合わせに過ぎない。

この事実を心底思い知ったのは、
大学でパラグラフの書き方を、論文の作法として学んだときだ。
パラグラフとは、1つの段落内で、
「トピック(論題)を最初の文で出し、次にその論拠や詳細を明示し、最後に結論を書く」
という動作である。

この仕組みで、簡潔な文章を短く書けてしまう。
論文とは、その集合体でしかない。

論文と言うと一般に難しいと思われがちだが、仕組みは至ってシンプルだ。
扱う概念や物事が、専門に特化しているからこそ、一般に難しく感じるだけだ。
論文そのものは実はシンプルであり、論文を扱うテレビ番組が出るほど面白い。

念のため言っておくけれど、
何でもかんでも論文として書く必要は、もちろんない。
極論から言えば、3行でもパラグラフ・ライティングは成立する。
無理にパラグラフ・ライティングを意識する必要はないけれど、
毎日書くことを目標にするのなら、そうやって仕組みを少し借りるだけで十分だ。

どうしても長く書きたいなら、
3行で書いたパラグラフを3つ組み合わせて、9行にするといい。
ブログの書き方でもいいし、ニュースレターでもいいし、
履歴書や職務経歴書の志望理由についてのヒントにもなる。
「文字数がもっと欲しい」とウンウン唸るくらいなら、
「文字数が少ないけれどスイスイ出てくる」という本音や事実に絞る。
そこに誰も言語化しきれていない、自分ならではの物事が入っていれば、最強だ。

知恵を絞って、仕組みを使いやすく、小さくしてみよう。
自分の思うがままに、かつ前向きに相手に伝えるよう書いたほうが、
自分で書いていても、読む相手にしても、気分が良くなるんだよね。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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