さっさと高待遇を出す企業に転職するか、
さっさと独立して稼いでしまおう。
それが無理なら、まずは今の仕事に心底感謝し、雑用のプロになろう。
「実力も学歴もない…」
「義務教育程度の国語も数学も英語もできない…」
「営業もダメ、簿記もわからない、雑用やアポ取りもできない…」
そんなコンプレックスまみれで無能を自覚する人が、
「うちの会社は待遇が悪い」と言い出せること自体が奇跡だ。
率直に言って、仕事があること自体が奇跡ということだ。
真面目な人なら「なんて失礼なことを言い出すんだ!」と、
怒り心頭に発するだろうけれども、
無能はニートか無職、
せいぜい日雇い派遣であっても、
何ら不思議ではないことを、まず認めよう。
事実は事実として認める他にない。
まずは、口先で不満を言うことに逃げている、
無能でろくに動けていない自分にも、
仕事を振ってくれている、
今の勤め先の会社に、素直に感謝しよう。
感謝するのだから、言行一致し、手先と行動と頭脳で、
まずは雑用で実力を発揮し、成果で恩返ししよう。
電話応対、コピー取り、アポ取り、掃除、お茶くみ、
全部を先手必勝で、パーフェクトにやろう。
誰でもできる雑用を、馬鹿にして出来ないままということは、
そもそも学ぶ気がないというだけの話である。
学ぶ気がないということは、立ち居振る舞いが悪いということだ。
学べず、立ち居振る舞いが悪い人は、誰からも信用されない。
雑用で、全てが露呈するのである。
四の五の言わず雑用がパーフェクトに出来るなら、
「よし、せっかくだから仕事を任せてみるか」
という流れが、100%出来る。
まともなサラリーマンの上司であれば、雑用の目利きができる。
上司が創業経営者であれば、サラリーマンの100万倍の厳しさで、雑用を目利きする。
雑用とは、頭脳と身体を使った、究極の立ち居振る舞いだ。
立ち居振る舞いが良いということは、仕事が出来る判断材料になる。
先手必勝の細やかな気配りが、雑用に全て反映されるんだよね。
雑用ができても待遇が悪いと感じるのなら、
雑用の延長線上で、基礎学力をつけ、
自分から自分を売り込んでしまえばいい。
転職活動も、営業も、本質は同じだ。
「待遇が悪い」
のではなく、
「自分が好き好んで、待遇が悪い場を現状維持で選んでいるだけ」
だとあっさり素直に認められたら、その日から成長が始まる。
現実解。
待遇について文句があるなら、
さっさと他に移籍できる実力をつけよう。
実力に自信がないなら、
雑用や気配りも実力のうちだと腹落ちしよう。
実力とは、複数の雑用と気配りの掛け算に過ぎないのだから。
boxcox.net、遠藤武。