嫌なことへの対策。

daily4 方法論。

「嫌だな」と感じることを、先んじて経験しておくこと。

何が嫌なことで、何が本当に好きなことか。

これが明確にわかるようになれば、最強だ。

 

現実解。

何が本当に嫌なことかがわかるとは、
「自分の人生に、今後一切持ち込まないでも大丈夫!」
という仕組みを創ってしまうことだ。

成長の度合いに応じて、レベルを付している。

 

レベル1。
雑用など「嫌なことだけど必要なこと」は、
必要だからこそ猛スピードで済ませたり、
ゲーム感覚で楽しんでしまえばいい。
嫌なことだからこそ、
どうやったらそこで感情を浪費せず、
気楽に過ごせるかどうかを、
仕組み化すればいいのである。
もちろんアウトソーシングしたって構わない。

まず成長するためには、何が必須であり、
何が嫌だけどやる必要があり、
どうやったらそれを楽しいことに置き換えられるか、
について思考と行動を巡らせる必要がある。

 

レベル10。
「嫌だな」と感じる人とわざわざ会う必要はないが、
具体的にどんな人が嫌な人なのかを腹落ちして回避するには、
「嫌だな」と感じる人と、敢えてどこかで関わって、
ほんの少し耐性を付けつつ、二度と関わらないようにしておけばいい。
この事前準備がない状態だと、いい人ぶった詐欺師にコロッと騙されてしまう。
人に限った話ではないが、本当に嫌なことがわかるとは、
行動や読書を通じ、先んじて知っておくことに尽きるのである。

嫌な人や物事に対して、グチグチと言葉を浪費し続けるのは、
はっきり言って「嫌な感情と友達になっている」のだ。

「全ては自分で好き好んでやっているだけ」である。
嫌な状況が何かを知り、思い切ってそこから去ることも、
自分の選択肢ひとつだと、成長のために認識しておく必要がある。

 

レベル100。
嫌なことの中で、最もしんどいのは、
「好きで目標にしてやっていたけれど、
好きだと思いこんでいただけで、
実は嫌なことだった。」
という状況だと言い切って構わない。
特定の業界で活躍したけれど、
その業界の慣習がどうしても嫌だ、
という状況が該当する。
これを放っておくと、あっという間に燃え尽き、
最悪の場合、死んでしまいかねない。

レベル100に達することが出来る人は、
正直言ってそもそも圧倒的少数派だが、
デイリーレポートの読者が寄せる悩みとしては実は少なくない。
どうせなら、そこまでの悩みを抱えてレベルアップするほうが潔く、
私はそんな本気の人を心から応援したくなる。

この状況から脱するには、
まず「今のレールの延長線上には解決策は無い」という事実を認めることだ。
何が何でもセコくならないよう頭脳と行動の投資に努め、
今出来ることを、次から次へと好きなことに置き換えていくだけでいい。
要は、今できることで稼ぎを確保しつつ、別なことにシフトしていくしかないのである。

「本当に好きなことなんてパッと見つからない、どうすればいいのだろう。。」
そう感じるのであれば、嫌なことを徹底的に破壊する快感に集中すればいい。
残りの人生全てを用いて、心底スカッとすることだけに集中すればいい。
時と場合によっては、常識も過去の栄光もかなぐり捨て、ゼロからやり直す必要すらあるだろう。
もちろん、リスクヘッジをしつつ、思い切って新天地に飛び込む工夫をしてもいい。

何も変わらないのは、単に変えようとする行動と思考がそこにないだけだ。
自分で自分の一挙手一投足を、しつこく変えていくしかないのである。

 

レベル0。
徹底してシンプルに言おう。
そもそも、嫌なことを授かった人は、幸福だ。
徹底して嫌なことから逆算して、
本当に幸福なことに狙いを定めれば、
歓喜と熱狂を一生楽しめるから。

究極的には、
自分を常にレベルゼロからスタートさせるだけで、
常に純粋に成長していけるんだよね。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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