自分のネガティブを、無自覚に他者に出す必要はない。
ネガティブは、現実を認めているという、立派な材料だ。
立派な材料で着飾って、カッコつけるポーズを取ることなんだよね。
現実解。
ネガティブとは、
「本当はかっこよくありたいけど、現実は違う…」
ことを、自分で認識しているから出てくる。
自分で事実を事実として認めているのだから、
それをネガティブな言葉としていちいち出さず、
「ネガティブだと思っていた中に、良さや有利はどれだけあるか」
を、まず見つめればいい。
自分の見つめ方が足りないと感じるなら、
前向きにしてくれる本やテキストを、
思いのまま読み漁ればいい。
自分だけのネガティブ対策は、まずそこからだ。
他人がネガティブを出してくるときは、どうするか。
いちいち相手にしないだけでいい。
初対面の人であれば、二度と関わらなくていい。
気分を下げてくる人と関わらない。
たったこれだけで、スッキリできる。
「前向き」の話。
「前向き」とは、かっこつけるポーズである。
常にかっこつけるようにしていれば、ネガティブにはならない。
ネガティブな言葉遣いとは、ヨレヨレの服で、衆目に晒されることと、同じである。
要は、自分から嫌な思いに晒されに行っているのだ。
よっぽど変わった人や場面や役割はさておき、ネガティブな言葉遣いは、嫌な気分を相手に押し付けてしまう。
ネガティブなまま「対等に相手をしてくれ」と相手に求めるのは、まずヨレヨレの自分が可哀想だ。
ヨレヨレの自分が可哀想だからこそ、相手は「可哀想に…」と思って、あなたを避けてしまうのである。
かっこつけるポーズに集中していれば、たとえ今この瞬間がヨレヨレでも、心まではヨレヨレにはならない。
ポジティブな言葉遣いは、前向きに成長するための、楽しくなるポーズの決め方だ。
無意識にネガティブが出てしまい、
それを共感してもらえるように出せないのなら、
まずは自分で「どう着飾ると楽しいか」を問うて、ポージングするといい。
「なぜネガティブなんだろう…?」
という理由付けに逃げるのではなく、
着る服を気分がいいものに変えるがごとく、
かっこいいポーズを取るがごとく、
言葉遣いを変えるほうが、ラクだと気づこう。
着飾らず素直に言えば、ネガティブはポジティブの入り口。
boxcox.net、遠藤武。