ニッチ戦略。

daily5 爽快感。

誰も手を出していない、ニッチなところにしつこく手を付ける。

ビジネスでも研究でも、これは必須の発想である。

何も考えずに競争率が高いところに手を出すのは「他人が用意した模範解答がある分野まで」だと自覚したほうが、生き残れる。

 

現実解。

ニッチから入り込んでまず実績を出して、

その上で他の分野にシフトしていくのは、

もはや常套手段なんだよね。

難易度が、自分にとって相対的に下がれば、

グッと生き残る確率が上がる。

すべての仕事には、そのような土俵づくりが必須だ。

 

経営者であっても、サラリーマンであっても、専門職であっても、

ただ単にその地位に甘んじているとか、

ただ単に正面からの競争に巻き込まれて、

イライラしたり不安を感じたままでいるのは、

率直に言って、無対策だと言っていい。

必要なのは、自分にとって有利な切り口を見つけて、

そこから自分が勝ちやすい土俵を用意してしまうことだ。

就職にしても、転職にしても、独立にしても、

「この人は抜きん出ている、すごい!」

と思ってもらえる、演出が必要なんだと気付ければいい。

もちろん、最低要件としての中身と人格と実績がなければ、

必ず「おかしい!」と集中砲火を浴びて沈没する。

名前だけのマーケティングをやり過ぎると、必ずどこかでほころぶ。

これは、やり過ぎる前に、自分から負けておけば確実に防げる。

かといって、演出ゼロでは誰からも認知してもらえない。

実力主義と言われて久しいけど、

実力を演出しないことには、

肝心の実力を出す場すら得られない。

真面目に考えすぎるのではなく、

素直に行動すると、この事実が見えてくる。

まずは打席に立たないとね。

打席に立たせてもらうには、

打席を与えてもらったり、

打席をお互いに与え合う必要があるんだよね。

 

ニッチから始めてこそ、全く新しい分野が出てきて、

それが世紀の大発見につながってしまったりもするし、

ブランドが確立されたりもする。

何も考えずにブランドにこだわるのは、学校選びと就職活動までだ。

それ以降は、確実に自分が継続できる、

ニッチ戦略の土俵こそ、ブランドの源泉なんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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