刺さる企画。

daily7 仕組み化。

関わっている人の悩みに直結する企画は、

確実にストレートに刺さる。

これはサービスや商品の開発の基本だ。

 

大多数のサービスや商品の企画が失敗に終わるが、

これは買う人の本音を無視しているためである。

ありがちなサービスの紹介に、

「当社はお客様の課題解決に貢献いたします!」

というものがあるが、

これは実は問題の立て方が間違っている。

お客がお金を気分良く払うのは、

「課題解決」ではなく、

「悩み解決」なんだよね。

 

こう言うと、真面目な人から、

「課題を解決しないでどうするんだ!」

という声が聞こえて来そうだが、

一番怖いのは、

「その課題、本当に課題として合ってるの?」

「その課題、本当にお客が納得しているの?」

問いがない状態だ。

課題解決を謳う人は、

課題設定自体がお客様の本音の悩みでない可能性を、

考慮に入れていないのである。

要は理路整然と間違えているということだ。

例えば、お客様としては自社の利益率を上げて、

もっとラクに経営したいにも関わらず、

「コストカットを売ります!」と強調してしまうと、

お悩みにストレートに寄り添っていないことになる。

本質的にサービス内容が同じであっても、

言い方ひとつで聞こえ方が正反対になり、

売れるはずの企画が、

鳴かず飛ばずと言う状態は、

実はそうとう多い。

これはちょっともったいない。

 

課題というのは、あくまで、

本音丸出しの悩みという芯ありきだ。

企画をロジックで作っていて刺さらないなら、

理路整然と間違えている可能性を疑おう。

本音丸出しの悩みを汲み取れば、

サービスや商品の企画は、

スルリと優しく刺さっていくのだから。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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