マネジメントの基本は、ポジティブフィードバックだ。
的確でズレやブレのない、前向きな声かけをすること。
それだけでファンが増えるし、自分も周囲も動きやすくなる。
逆に言うと、ポジティブな言葉掛けができなくなった時点で、
上に立つ資格もなく、場の設計能力もない無能ということである。
ネガティブフィードバックを繰り返す頑固者は、
ストレートに言えば「さげまん」であり、
出くわした時点で即逃げて、自滅や自然淘汰や寿命を待つしかない。
ストレートに言うと、
ポジティブフィードバックをしない人は公害だ。
どんな立ち位置であれ、
ポジティブフィードバックをしてこない人間による、
場の空気の澱みや重苦しさとは、
大気汚染や水質汚濁と同じく、
場の人間の環境を破壊するのである。
環境破壊と異なるのは、
きっぱりと別れを告げるだけで、
汚染を解消することができる点にあるが、
ダラダラと過ごして公害野郎の言葉を間に受けてしまうと、
自分の心理や肉体が鼓膜を通じて破壊されかねない。
だいいち、自分自身が苦労に逃げているから、
「お前も同じ苦労をしろ」と言わんばかりに、
公害野郎は甘ったれてネガティブフィードバックに逃げるのだ。
自分が環境を破壊していると、一切気づかないほど無意識に。
現実解。
どんな理由をつけてでも、全ての理屈に先立った直感として、
さっさと自分から断って逃げることが、心の環境を守る第一歩。
どうしてもすぐ逃げられないなら、その場に限って冷徹に他人事として傍観し、観察すること。
敢えて傍観者になることで、頑固なネガティブフィードバックについて、
「これは自分へのネガティブフィードバックではなく、発し手の自己紹介だな」と納得できるから。
転職や独立、離婚、絶縁とは、反省したのち、
自分で自分のポジティブフィードバックのために取るべき行動だ。
関わる人全てをポジティブフィードバックの発し手に変えると、
生きることの意味が根底から完全に覆るよ。
自分がいちいち目先のネガティブフィードバックを発しなくなることも効能。
boxcox.net、遠藤武。