最後は想像力。

daily8 少数派と多数派。

インプットとアウトプットの勉強を頑張ることは素晴らしいが、

インプットとアウトプットの繰り返しだけだと限界が来る。

 

限界で挫折する多数派と、スルリと進む少数派の差は、

想像力の差だと言っていい。

想像力とは、ごまかしようのない本音のことだ。

単にインプットしただけでも、単にアウトプットしただけでも、

それはただの理屈でしかない。

想像力は理屈で補うことが非常に難しい。

 

現実解。

理屈に邪魔されて壁に苦しむのだが、

ウンウン唸って苦しんで嫌な思いを続けるくらいだったら、

「もしこの壁がなかったらどうなる?」

と、勝手に想像してしまえばいいのである。

「何をバカなことを思っているんだろう…」

と、まるで自分がバカ丸出しに思えたら、想像は成功だ。

バカ丸出しに感じるということは、

常識から外れているのであり、

常識から外れるという、自分だけの「独自の正解」を得られたことになる。

 

壁を壊したり、壁を消したり、

実は壁に自動ドアがあったりする状況は、

自分の思い込みに理屈を後付けした、

独自の正解からこそ生まれるのだ。

 

独自の正解を出すのに必要なのは、

インプットとアウトプットを良質かつ大量にしたあと、

インプットもアウトプットも手放すことにある。

インプットしていてもアウトプットしていても、

ピリッとしないのなら、常識を手放す自由を享受することだ。

常識は10年や50年や100年単位で書き代わるものであり、

医療の発達による人間の寿命から、恋愛観や結婚観やジェンダーの目まぐるしい変遷は、

とても単なるインプットやアウトプットだけでは追いきれない。

 

素直な目線に立ち、自分の常識的な理解を超えた物事を受け入れ、

発想を変えていく想像力を駆使していくこそが、

人間が生存するための勇気というチカラと確信しているが、いかがだろうか。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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