居場所がないなら、本質的には自分で自分の場を創る以外にない。
居場所がないという感覚について、
自信のなさや家庭環境をはじめ、コミュニケーションの問題を理由にすることは、正しくあり、またたやすい。
理屈で言っても感情で言っても、火を見るより明らかだ。
問題は、そんな当たり前のことで満足できず、納得がどうしてもいかないときだ。
通りいっぺんの発想では済まないからこそ、ついつい居場所がないと感じてしまうのである。
そんなときは、1mmだけ前に進む腹決めを重ねる以外にない。
強引にでも、今まで取らなかった選択肢を取る以外にないということだ。
助けを求めたことがないなら、信頼できそうな人に連絡をとって、実力のある人に助けを求める。
本を読んだことがあまりないなら、自分の悩みを解決してくれている内容の本を複数読む。
要は、世の中のほとんどすべての問題について、誰かが似たような悩みとして解決済みの可能性が極めて高いと見越し、1mmだけ進むと腹決めするのである。
現実解。
すべては、自分がどう情報とコミュニケーションを取るか、であると大掴みすればいい。
自分が既存の解決済み事例と共感を重ねることで、
自分を悲劇のヒーローやヒロインと感じる段階から、一皮も二皮もむけることができる。
解決済み事例でも、物語でもいいが、自分の軸に当てはめて、
自分だけの物語を描くことでしか、自分の居場所は作れないとわかればいい。
素直であることは大事だが、素直ながらも少しくらいズケズケしているほうが、かわいげがある。
そんなギャップがあるほうが、自分の軸も、自分の居場所も、自ずと楽しく仕上がるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。