「ニセ科学」を連呼する側が、先行研究や機序を無視し、
むしろ「ニセ科学」を作り出している態度と現実に着目しよう。
これは結局のところ、科学者の圧倒的大多数は独立性のないサラリーマンに過ぎないということである。
関連当事者として、身内や取引先の擁護に走ったり、
現状の説について率直な疑問なしに追認するだけだったりと、
講義や査読付き論文の範囲外では散々であることが多い。
人間に寄り添った視点や、先行研究を自分で引っ張るような、
アカデミックスキルが突然お留守になることもある。
古臭い組織人が、自社のルーチンやパターンにばかり囚われ、
その外では何も出来ないヘナチョコになってしまうことと同じ流れだ。
やるかやられるかという異種格闘技戦に耐えうる知的生産に、
大学で没頭するだけで解決できるんだけどね。
これは、アカデミックスキルという態度であり、科学以前のお話しなんだよね。