努力でごまかす。

daily0 本音たち。

努力でごまかすことは、誰でも簡単に出来る。

誰でも簡単に出来るからこそ、ごくまれに「努力の方向音痴」という言葉が出てくるし、
方向音痴ぶりから面白いアイディアが出てくることもある。

しかし、大多数は違う。
努力が何にも結びつかなかったがために、嫌になって自分を見失うことは多々ある。
努力ばかりで解決してしまったがために、嫌になって自分を見失うことも多々ある。
時と場合によっては、人生を断ってしまうこともある。

そして、努力が何にも結びつかないことなど、日常茶飯事だ。

また、努力した結果、
「実はやりたいことを全然やっていなかった」
「実はエリートコースだと思ったら、他人のテンプレートに流されていた」
という状況に行き着く優等生は、挙げて数えていたらキリがない。

ここまで努力という視点を見ていくと、
人に努力を押し付けることなんてもってのほかだ。
何にも解決にならないし、センスなどあったものではない。

リスクヘッジのアイディア。
努力という言葉には「無駄な」という接頭辞が、
確実について回ると言っていい。

解決のアイディア。
努力だと思わない形で、物事に一心不乱にハマり込む流れを得ることだ。
努力という言葉で飾り立てていい気にならないことだ。
あなたの率直な本音を、何が何でもごまかさないことだ。

ここでいう本音とは、小学校低学年から高校2年生くらいの期間で、
自分にとって言語化も解決策も見いだせなかった物事にヒントがある。
それぞれ前後3年くらいずつ引き伸ばしてもいい。
まずは、自由に本音を出せるようになろう。

本音を出すことが、不安を感じるしたら、それは極めて健全な反応だ。
不安を抱くということは、ごまかしていないことに他ならない。
努力の代わりに、今まで取っていなかった行動をすばやく取ることで、
「あれ?思いのほか、恐さには中身がないよね」
と納得させることができる。

努力に頼るというのは、感情を努力に預け入れてしまうことであり、
それは巡り巡って、自分の本音をごまかすことにしかならない。

努力に逃げず、本音を出し、ありのままの欲求をまず認めてしまうほうが、
実はその分だけ清々しくなれるんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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