スタートアップのCFOは、FP&Aよりも権限が小さい。

データ分析ここだけ話。

昨日に、FP&Aとは行動であると書いた。

こう見ていくと、とても興味深い。

「スタートアップベンチャーのCFO」は、

FP&Aの「ミニ経営者」の要素に該当しなくなるためだ。

 

スタートアップのCFOは、

・上場を控えた年売上高10億円段階の、経理部長的存在

・年売上高50〜200億円くらいの「資金調達強化」のための、外銀や戦略コンサルの出身者

という建て付けが一般的である。

これはもちろん重要なのだが、FP&Aよりどうしても権限が弱くなる。

ということは、作れる行動が限定的にならざるを得ないのだ。

 

そもそもVCがいるベンチャーの場合、ビジネスモデルが単一的・画一的であり、

資金調達がそのまま事業の伸び代をつくる。

全方位で権限を行使してビジネスモデルをアップデートするFP&Aがいなくとも、

成長を作れる前提が成り立っているのだ。

 

現実解。

CFOとFP&Aは「どちらが良いか悪いか」という話ではない。

これは商習慣の話でもある。

加えて上場前の場合、出資者にかなりの権限があると覚えておこう。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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