明け透けに言ってしまおう。
給料や待遇は「日系企業の1社にいる限り明確な上げ方はない」と思っておくしかない。
もちろん日系大手企業であれば、製造業だろうとサービス業だろうと、スズメの涙ほどの定期昇給はある。
これは「上げ方」とは言えない(月2千円〜良くて8千円程度の昇給が限度だ)。
あるいはビジネスモデルの強みゆえ「付加価値の割にもらいすぎ」と明かされてしまっている業界もある。
これは「飼い殺し」である(ハードワークによる年収2千万円くらいが限度だ)。
そもそも、給与所得は人件費として、販管費や売上原価に入るため、その時点で給与だけの年収には限界が出てくるのだが。
とすれば、本当に年収を上げたいなら、くどくど言わず今いる場所を飛び出すしかない。
移籍や転職するもよし、それ以上年収が上がらないなら独立するもよしであり、現状維持をやめるしかないのだ。
理想的な形は、
「今いる場所をやめたら年収が倍になる」とか、
「いまサラリーマンで得られる年収なら、独立しても作れる」という状況を、
先んじて用意しておくことである。
私はどちらの状況も経験したが、この状況を生み出せて、
かつ独自の商材やサービスを他力を使ってでも作って広められれば、
プロとして生存率も成長率も大きくなる。
現実解。
結局、独自の価値に対する人気投票(ゼロイチの場合は認知投票)が、年収を決めると覚えておこう。
追記。
独立最初の1〜3年はフリーランスの斡旋業者を使ってもいいけど、結局は「下請け」なので、必ず独自の商材やサービスの営業窓口を作る覚悟の前提でやること。
ボックスコックスネット、遠藤武。