給料・待遇・年収の上げ方。

daily13 事実の直視。

明け透けに言ってしまおう。

給料や待遇は「日系企業の1社にいる限り明確な上げ方はない」と思っておくしかない。

もちろん日系大手企業であれば、製造業だろうとサービス業だろうと、スズメの涙ほどの定期昇給はある。

これは「上げ方」とは言えない(月2千円〜良くて8千円程度の昇給が限度だ)。

あるいはビジネスモデルの強みゆえ「付加価値の割にもらいすぎ」と明かされてしまっている業界もある。

これは「飼い殺し」である(ハードワークによる年収2千万円くらいが限度だ)。

そもそも、給与所得は人件費として、販管費や売上原価に入るため、その時点で給与だけの年収には限界が出てくるのだが。

 

とすれば、本当に年収を上げたいなら、くどくど言わず今いる場所を飛び出すしかない。

移籍や転職するもよし、それ以上年収が上がらないなら独立するもよしであり、現状維持をやめるしかないのだ。

理想的な形は、

「今いる場所をやめたら年収が倍になる」とか、

「いまサラリーマンで得られる年収なら、独立しても作れる」という状況を、

先んじて用意しておくことである。

私はどちらの状況も経験したが、この状況を生み出せて、

かつ独自の商材やサービスを他力を使ってでも作って広められれば、

プロとして生存率も成長率も大きくなる。

 

現実解。

結局、独自の価値に対する人気投票(ゼロイチの場合は認知投票)が、年収を決めると覚えておこう。

 

追記。

独立最初の1〜3年はフリーランスの斡旋業者を使ってもいいけど、結局は「下請け」なので、必ず独自の商材やサービスの営業窓口を作る覚悟の前提でやること。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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