独立していると、
やたらと飲み会にこだわり、
「直接会ってみんなで話しませんか?」
ばかり言い出す人がいるが、
そのような人は例外なく時間泥棒だ。
サラリーマンであっても、
「ちょっと来てくれる?」とやたらと電話をかけてくる人や、
必要な連絡も連携もまともに取れない人がいた。
そのような人は例外なく時間泥棒だ。
成長したいなら、
時間泥棒との関係を切るか、
ちゃんと対策して時間を大事にする以外にない。
サラリーマン時代に徹底していたのは、
このような時間泥棒の悪影響を、
データ分析のチカラで徹底して排除することだった。
私がSCM・調達の仕事を行なっていたときは、
社内・社外の関係者に仕様や納期の確認を行う際、
手元のPCでデータ化して、採番し日付とアップデートをガントチャートで管理し、
すべてのToDoを即把握できるようにしていた。
統計学とその周辺から引っ張ってきた発想だが、
このマネジメント手法は、FP&Aに移ったあとも大いに役立った。
サラリーマンを一度でも経験した人は頷くと思うが、
仕様や納期など必要な情報の管理工数は馬鹿にならず、
その上実力やセンスの差が出るところが、
このToDo管理を軸としたマネジメントである。
ろくにマネジメントできない人は昇進しないどころか、
時間泥棒で万年補欠だと相場が決まっている。
時間泥棒の特徴。
やたら忙しく時間の価値を軽んじるわりに、
やたらと自分のことばかり喋ることに終始する。
実力は低く、人から嫌われるケースが極めて多い。
このような人に限って、
自分のやり方にこだわりが強く、
実力不足を直視せずに進んでしまう。
だからこそいつも人から嫌われてしまい、
実力の発揮もなく、長期的な関係も築けない。
独立していればそもそも売れずに利益が出ない三流であり、
サラリーマンであればそもそも能力が低いのに出しゃばる万年補欠だ。
このような人とは、
「関わらない」という選択肢を意図して取るか、
「関わらなくても済む」という立場にさっさと成長するか、
いずれかであるとほうぼうから知っていたので、
「関わらない」を選べなかったサラリーマン時代は、
データのチカラで自動的にリマインドが出て、
関係者を半強制的に動かすようにしていた。
ダッシュボード化して一元管理し、
動きがない場合は文面テンプレが自動で出て、
2クリック+1コピペでメールを送って完了させることができた。
令和の今ならアプリで一括管理できると思うが、
仮にそれが難しい場合でも、支給されたパソコンとExcelの関数を組み合わせることで、
必要なデータを必要な形で引っ張り出すなり、
基幹システムにコピペ入力可能な形にするなりして、
いくらでもデータで半自動化できるはずだ。
独立した今では、よりストレートかつシンプルに、
関わるべきではない人とは関わっていないが、
関わるべき人や、顧客へのサービスとして、
アナログもデジタルも自動化することを含む「仕組み化」を指南している。
それもすべて、時間泥棒と関わらないようにした本音の知恵そのものが、
ノウハウとして展開できるまでに成長したのだ。
現実解。
データやデジタルでなんでも解決できる今、
時間泥棒をデータで回避していくと、それだけで本業が成長するどころか、
思わぬノウハウやサービスにつながると覚えておこう。
得られた時間は、自分と大切な人のために惜しみなく使うことを、お忘れなく。
boxcox.net、遠藤武。