経営 その47 〜 成長の中身。

daily1 商い。

ぶっちゃけて言うと、バブルに安易に乗っかっただけの成長とはウソであり、中身のない成長だ。
もう少し広く言えば、何も知らずに眼前の状況に乗っかって成功して失敗したあと、素行不良に陥ったり、ふてくされてしまう状況とは、事実と向き合わない誤魔化しでしかない。
これじゃあ、何がリスクだったのか、何が成長を支えたのかを、今後に向けて検証できないよね。

現実解。
ブーストをブーストだと気づかず、何となく上手く行ってしまった、という状況はリスクでしかない。
モノカルチャー経済とさして変わらない。

何にも気づかず、疑いのないままの成長は、判断力を鈍らせてしまう。
バブルを数多くあるうちの機会として活用したなら話は別だが、それ以外の物事を知る機会がなく、どこかで策がつきれば、自滅してしまいかねない。
負け方を知らないがために、受ける必要もないダメージを受け、傷つく以外にないからだ。

これと逆の、前向きに懐疑できて中身のある成長機会を得るには、負け方や転び方や失敗から学べばいい。
そのためには、素直かつ前向きな視点をひたすら持ち続けるであるだけで十分である。
現状への不満や恐れや悩みを一通り吐き出したら、それを一旦飲み込んで、前向きな言葉と人で、自分の環境を埋め尽くせばいい。

ふとした瞬間に、マイナス思考を誘う言葉が1回出てきたら、「自分にはできる、大丈夫」と100回のプラス思考の言葉で動機付けて、さっさと上位互換しよう。
これを何度も何度も繰り返し、特に寝床では必ず「自分は出来る、大丈夫」と言い聞かせて、しつこく刷り込ませるといい。

苦痛や不快の記憶なんて、少し遠くから全体像を眺めれば、自分を守るための口実にしかならない。
そんな自分を守るためにも、マイナス思考の裏に苦痛や不快やコンプレックスを認める。生々しい本音は、立派な材料として大事にする。

かつ、あっさり素直に負けを認めて、前向きに自分を盛り立てる口実にしてしまう。
後ろ向きを保つ口実を作るより、前向きに仕向ける口実を作るほうが、健全で気が楽だ。

プライドが高いなら、素直に負けを認めたほうが、かえって別な世界が一気に開けるんだよね。
学ぶ機会も、かわいげも生まれ、中身のない成長にサヨナラできるから。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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