経営 その54 〜 オルタナティブ。

daily1 商い。

要は「既存のものに取ってかわる代替案」が当てはまる。
今までのあり方が、極めて自分に不利だったり、ダサく感じたりするとしよう。
「それなら、自分たちで作ってしまえ」と動くことがこれだ。

現実解。
情報発信と情報処理が出来るなら、自分に有利な仕組みを作ったほうが楽しいよね。
オルタナティブ経済という表現が出てきて久しいけれど、これはネットやパソコンが普及して、誰でも自分なりの仕組みが作れるようになったからこそだ。

今となっては、少し前のオルタナティブのあり方自体が、古臭くさえ感じる。
少し前の2000年くらいにネット上で時代の寵児と評された人が、実は今ではあまり学べていないことがバレてしまっている。
既に賞味期限切れであることを隠し、だましだまし売り込んでいることも、この古臭さに挙げられる。

ここから更にオルタナティブを考えるならば、よりアナログで、簡単にデータ化できない物事に注目が集まる。
語学やプログラミングや数学がもてはやされ続けるのは、これが「属人化したスキル」だからである。

属人化スキルを誰でも自動で学び取ることが出来るのならさておき、2020年を目前にした現在でも、本を読んで手とクチを動かすことが必須である。

「それなら、自分たちで作ってしまえ」という発想は、「自分たちで“スキルを”作ってしまえ」ということであり、これが学ぶことに他ならない。

少し古臭い層を上位互換するオルタナティブな選択肢は、自発的に知識不足を避け、シンプルに学ぶだけで手に入るんだよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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